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前作の素材を再利用した新作RPG。
新作ですが、世界観をガッツリと引き継いでいるので、前作を遊んでいないと厳しいかな。
ちなみに、3Dオンだと結構な3D感があります。
システム的には前作と同じですが、今作は同行者が多く、常に賑やかです。
もちろんお話にもガンガン絡んでくるし、彼らの成長が感じられて、とても良かったですね。
今作の一番のウリは、彼らとのやり取りを含んだストーリー体験じゃないですかね。
シリーズおなじみの仲魔システムも前作を引き継いだ感じですね。
合体時に引き継ぐスキルを自分で選択できるので、悪魔ごとの個性がかなり薄れていますが、まあ、この位の方が楽で良いですかね。
昔の引き継ぎ方だと、最初から計画的にやらないといけないので。
悪魔との交渉は成功率低めで、失敗すると一方的にボコられるので、素直に難易度を下げるのが精神衛生的によろしいかと。
序盤でさっさと難易度「対立」に下げました。
この難易度だとかなりサクサク進みますね。
また、今作は主人公の戦闘不能=ゲームオーバーではないし、破魔や呪殺の一発死もマイルドになっているので、従来よりはマイルドなのかな…?あっさり難易度を下げたので分かりませんがw
ちなみに、難易度はいつでも上下可能です。
簡単に仲魔にならないけど、何度も交渉していると、前回の話の続きをしたり、顔見知りとしてすんなり仲魔になったりと、結構芸が細かいです。
また、仲魔のレベルを上げると、上位種へ進化可能になったのもグッドですね。
悪魔のグラフィックも統一感がでて良くなっています。
ダンジョンについては、前作よりは敵の近寄りがマイルドになった印象です。
前作は、ダンジョン内で見回したいときにガンガン近寄ってきて、かなりイラッとした記憶があります…。
それと、ダンジョン内の仕掛けも豊富になった感じですね。
ただ、終盤のダンジョンは一方通行やワープばかりで、ひたすら面倒くさい…。
ワープや一方通行にするなら、ミニマップに反映させるべきかと。
正直言って、ラストはやっとクリアか…という感じでウンザリしました。
かなり楽しく遊べたのに、最後の印象が悪くなってすごく残念…。
また、ラストダンジョンは敵を仲魔に出来ない(交渉できない)ので、素体が不足します。
というか、このシリーズは交渉で仲魔を増やし、合体させていくのが醍醐味なのに、なぜその入口を封鎖するのか…。
かなり楽しく遊んだのですが、終盤の印象が良くなくて残念です。
『真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY』もそんな感じだったし、制作者はクリアして欲しくないんですかね…?
手応えのあるゲームと面倒なゲームは全く別物なので。
まあ、そこまでは本当に面白かったし、クリアしてエンディングの余韻も良かったので、苦言はこれくらいにしておきます!
【ゲームクリアー】