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DSで発売された前作の2年後を描いたアドベンチャー。
前作同様、主人公のアシュリーを操作して、今度はキャンプ場での1日を体験します。
前作はDSの本体機能の入門編のようなソフトでしたが、今回もそんな感じで、Wiiリモコンを駆使して仕掛けを解いて進んでいきます。
その仕掛けは、リモコンの使い方に頭をひねって解き応えがあるのですが、どうにもこうにも、作業感が強くて…。
オブジェクトを色々と調べる事が出来るのですが、全体的に反応に乏しくて面白みに欠けるし、沢山あるものをポインタで一つひとつチェックしていくのも面倒で作業感を募らせます。
また、会話時のモーションがスローなのも、ゲーム全体のテンポを悪くしています。音声が入っていれば、印象が変わったかもしれませんが…。
ただ、父親のモーションは大袈裟で洋画っぽくて好みです(笑)
ストーリーも最後は盛り上がりますが、そこまでは退屈でした。
同行する少年の話が中途半端だし、アシュリーがバンドをやっている事も全く生かされていないし…。
次回作への伏線として意図的に残している部分もあるんでしょうが、肝心の今作の出来がこれではね…。
『ウィッシュルーム』でも書きましたが、制作者は中盤までの構成、見せ方を本当にもっと考えないと。
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何だか厳しいことばかり書いてしまいましたが、アドベンチャーゲームが好きなので、もっともっと良い物が登場して、プレイする人が増えて欲しいんですよね。
気を取り直して、今作の良かった点を挙げてみます。
まずは音楽がいい感じでしたね。あと、鏡や影の表現も面白くて良かったです。
これ以上母親の話を引っ張るのは無理…というか止めて欲しいですが、いつかまた、成長したアシュリーと出会いたいですね。
【ゲームクリアー】
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