Xenoblade3（ゼノブレイド3）　Switch　レビュー

このシリーズの特徴である広大なフィールドは健在です。
広さはもちろん、高低差もあってかなり入り組んだものになっています。

もちろんマップもあるのですが、あとからもう一度来るために、マーカーをもっと分かりやすく付けられるようにしてほしかったですね。
現状、一つのフィールドに一つしか付けられず、このマップでは明らかに足りないです。

ただまあ、やっぱりこのシリーズは、広大なマップを歩き回るのが一番楽しいですね。
今作は地形が複雑化しているので苦労しましたが、やっぱり楽しかったです。

宝箱は光の柱が出ているので、遠くからでも分かるんですよね。
「あの宝箱にはどうやって行くんだろう…？」とウロウロするのが楽しかったです。
それだけに、マップにもっとマーカーを付けたかった…！

あと、ものすごく広大なフィールドですが、1作目の様に多種多様な世界を旅している感覚は無かったですね。
まあ、慣れもあるでしょうが…。

慣れというと、全体的に新鮮味はあまりなかったですね。
このシリーズの正統進化だなって感じで。

このシリーズはバトルも独特ですが、今作はかなりとっつきやすくなってますね。
ジョブチェンジの要素もありますが、そこまで深く考えなくてOKです。

バトルでいうと、常にパーティメンバー全員を戦闘に出せるのが嬉しかったですね。
みんなで冒険している感じが出ますし、多いほうが賑やかで見ていて楽しいですから。

さて、私はRPGを評価する際、基本的にはストーリーがイマイチでも評価を下げることはしません。
ただ、これだけ見るだけのシーンが多いと、評価に入れざるを得ません。
で、メインストーリーはあまり面白くなかったですね…。

世界設定を理解する中盤までは楽しかったけど…。
終わり方もあまりスッキリしないです。

サブクエストなどの小話は笑える話、いい話も多くて、駄目って事では無いんですけどね。

まあ、とにかく、あらゆる物量が凄すぎます。
コンスタントにこのレベルをリリースしているモノリスソフトは物凄いスタジオですね。
日本でここまで出来ているスタジオは他にありますかね…？

ちなみに、前2作と関連はありますが、知らなくても問題ないレベルです。
一旦これで一区切りのようなので、次回作でガラッと変えてくれることを期待します。
これだけのものを作ってもらって贅沢ですが…。