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采配のゆくえ DS


主人公・石田三成となって、味方武将に指示を出し、関ヶ原を戦い抜くアドベンチャーゲーム。

味方もそれぞれの思惑を抱えていて、人望が無かったと言われる三成だけに、簡単には指示に従ってくれません。
なので、集めた情報を突きつけて説得していきます。

「つきつける」という単語にピンと来た方もいるでしょうが、今作は『逆転裁判』を意識して作られています。
システム以外にも、キャラの動き、効果音、BGM、インターフェイスなどなど、ここまでやると潔いほどです。
背景を調べた時のリアクションが細かいのも同様で、ダジャレ好きのテキストを読みたくて、画面中を調べずにはいられません。
本家よりも細かいかも。

他にシステム的な面では、既読スキップ出来ないのも本家同様です。
セーブはいつでも出来ます。

『逆転裁判』のフォロワーにしても、推理モノを作るのではなく、歴史モノにする辺りがコーエーらしいですね。
普段作っている無双シリーズでは、キャラがいい子ちゃんばかりで嘘くさいんですが、こちらはそれぞれの思惑も描いていて、普段できない鬱憤を晴らしている感じがして、とても良いです。
まあ、三成を美化し過ぎな所もありますが、主人公だけに仕方ないですね。

で、史実では負け戦だけに、厳しい道のりで、そして熱い!
思わず目頭が熱くなる物語にグググッと引きこまれていきます。

関ヶ原が舞台ですから、もちろん合戦もあります。
こちらはパズル的な要素で、複数の部隊を連携させて敵を討つのが気持ちいいです。
負け戦ですからピンチの連続なんですが、そこを切り抜けて、テキストやBGMのノリにも乗せられて、かなり気持ちよくなりますね。

歴史の知識が無くても全く問題ないので、是非ともオススメしたい作品です。
熱い物語をご堪能あれ!
ちなみに、エンディングに分岐があったりもします。

宇喜多秀家のテキストが『無双』の伊達政宗のボイスで脳内再生されるのは私だけではないはず。

【ゲームクリアー】

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