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逆転裁判 GBA


プレイヤーが弁護士となり、依頼人である被告の無実を証明していくアドベンチャーゲームです。
面白いという評判は聞いていましたが、本当に面白いです。

いわゆる探偵モノの様に証拠集めに奔走するのですが、その後の法廷パートで矛盾点を追求していくのがこのゲームの肝で、かなり楽しいです。
その法廷は、”逆転”裁判ですから、常にこちらが不利な状態の連続な訳で、結構な緊張感があります。

もちろんお話の方もしっかりとしています。
全4話で、第1話はチュートリアル的な感じですが、2話目からいきなりの急展開でびっくりさせてくれますし、全4話を通しての事件・エピソードもあり、ボリュームたっぷりです。

手法的にも、コロンボ型のように初めに真犯人が提示されているタイプと、自身で見つけていくタイプがあり、トリックもプレイヤーが暴いていくにはちょうどいい感じで、なかなかです。

それにキャラクターがかなり個性的です。
まあ、名前からして無茶苦茶な人物のオンパレードですが、彼らの話を聞いているだけで楽しいです。これは彼らの性格付けがきちんとなされていることも大きいのだと思います。
また、思っていたよりもずっと、キャラクターの表情が豊かなのも大きいです。
個人的には、トノサマン事件で、トノサマンカードを見たスタッフの興奮した鼻の穴が忘れられません。

このゲームは携帯機用ですから、いつでも中断できていいのですが、ちびちびとやるよりも、出来れば一つのエピソードはぶっ通しで遊んで欲しいな、と思います。
これは、2時間ドラマを一気に見るのと、1時間づつ2週に分けて見るのと同じで、ちょっとづつだと、記憶がどうしてもあやふやになってしまうからです。
私はこの理由から、コナンも金田一も見るのをやめてしまいました…
だって、そんな何週間も前に読んだことなんて覚えてないし…。立ち読みだし…

話がずれましたが、上記理由から、これから遊んでみる方には、時間のある時に一気に遊んでみることをお勧めします。3時間位このちっちゃい画面を見続けるのも結構大変ですが、このゲームはお勧めです。
アドベンチャーですから、やりこみ要素は殆ど(全く?)ありませんが、面白いんだから仕方がない、そんな感じのゲームです。

スタッフロールに登場する人数が結構少なかったのも、手作り感みたいな感じで、なぜだか好印象を持ってしまいました。

【ゲームクリアー】

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