ROBOTICS;NOTES（ロボティクス・ノーツ）　Xbox360

オープニング。（クリックで画像拡大します）

2019年の種子島を舞台に、ロボット製作を夢見る高校生の物語。
『CHAOS HEAD』、『STEINS;GATE』に続く、科学アドベンチャーシリーズの第3弾です。

今回はキャラが3Dで描かれ、ゲーム内アイテムの「ポケコン」でキャラや風景を見ることで新たな情報が発見できるなど、新しい試みもあります。

ポケコン。（クリックで画像拡大します）

まあ、とは言っても従来通りのテキストアドベンチャーであることは間違いありません。
テキストアドベンチャーらしく分岐があるのですが、ストーリーと関係ない所でフラグ管理されるのはどうなのかと…。
その上、分岐はしてもストーリー自体は変化がなく、読む範囲が変わるだけなんですよね…。
全12話で5話までで分岐が決定し、6、7、8話のいずれかに進むという感じです。
順番で読めれば良いんですけど、そうじゃないとアレって場面もあるし、これなら無理に分岐をせずに一本道でも良かったんじゃないですかね。

会話シーン。（クリックで画像拡大します）

さて、肝心のストーリーですが、主人公が嫌な奴なのがどうにも…。
ここまでひねくれ者だと、誰からも相手にされないでしょ。
ヒロインも頭のネジが緩んでるし、他のメンバーも変人ばっかり。
従来の科学アドベンチャーシリーズも変人ばかりでしたが、今までは閉じたコミュニティが舞台だったのに対して、今回は学校というオープンな場なので、変人ばかりだと違和感が目立ちます。
それと、ロボットを作る話なのに、主人公がロボットに全く興味が無いので、こちらも興味を持てないんですよね。
そんな感じで序盤は全く面白くなかったです。
中盤以降は盛り上がってくるのですが、まあ何というか、そっち方向に舵を切っちゃうのか、と…。
期せずして、科学アドベンチャーシリーズの集大成って感じです。
今までのシリーズを遊んでいた方が楽しめますね。正直、繋がりは無くても良かったんですけど。
『STEINS;GATE』の後にこっちの方向に来るのかと、ある意味意外性はありましたが…。

従来よりもかなり力を入れて作られているのは分かりますが、肝心のお話が期待値には届きませんでした。

【ゲームクリアー】

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