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PSPで発売されたメタルギアソリッド。
ナンバリングではないですが、「3」と「5」を繋ぐ重要な話です。「3」を遊んでいないと分かりづらいかな。
今作はマルチプレイ可能な点が大きな特徴ですが、マルチプレイをしていないので、ここでは触れません。
もう一つ特徴的なのが、ゲームがミッション単位で進行していく事です。
従来はクリアしたステージには戻れませんでしたが、今作ではミッション単位でいつでもリトライ可能です。
リトライ出来た方が、繰り返し遊ぶ気にもなるし、絶対に良いですよね。
ミッションは5分〜20分程度で、携帯機らしくサクッと遊べる長さになっています。
さすがに『メタルギアソリッド5 グラウンドゼロズ』ほど密度の濃いミッションがある訳では無く、似たようなミッションも多いですが、まあ、この辺はハード的に仕方ないですかね。
マザーベースと呼ばれる本拠地があり、ここでミッションを受注してゲームが進行してきますが、ステージで捕獲した敵兵や、救出した捕虜を仲間にして、マザーベースを発展させる要素もあります。
敵兵を殺害してしまうと仲間にできないので、「殺さずに無力化する」というシリーズの目的とも合致したシステムです。
マザーベースを発展させると、強力な武器やアイテムなどを開発出来たりして、こちらもなかなか楽しいです。
ただまあ、道具、装備を開発するのも楽しいですが、現場にあるもので何とかする方がメタルギアらしいとは思いますね。
と、ここまで新要素について述べてきましたが、肝心のアクションは相変わらず操作が煩雑です。
と言うか、PSPでボタンが少なくなった関係で、更にとっつきにくくなっています。
潜入中はそうでもないんですが、戦闘はしんどいですね。
カメラ操作や武器、アイテム切り替え中に攻撃されてイラッと来ます。
PS3/Xbox360で発売された『HD版』なら違ったとは思いますが…。
それと、ボス敵は体力ありすぎですね。
マルチプレイや武器強化可能な為でしょうが、少なくともゲームクリア(4章)までは、一人かつ初回プレイでのバランスにすべきです。
おかげで、達成感よりも二度とゴメンという気持ちの方が強いです。
繰り返しボスを倒してパーツを集める要素があるのに、マイナスでしか無いですよ。
あと、ボタン連打を要求される場面がありますが、クリア出来ないと詰むのはどうかと思います。
コインでこすってクリアしましたが、ここまでシビアな難易度にする意味が皆無です。
こうしたお遊びもこのシリーズの魅力ですが、これはやり過ぎです。
こっそりと潜入する楽しさは相変わらずですが、操作の煩雑さもあって難易度は高めなので、シリーズ未経験者には厳しいと思います。
反面、ブリーフィング(仲間との会話)など、ゲーム本筋には無関係な所にも力が入っていて、舞台設定やそれに対する作りこみがバッチリなので、ファンなら十分楽しめると思います。
今回のストーリーも面白いですしね。
【ゲームクリアー:5章クリア】
アイテム「カメラ」で撮影が出来ます。 |