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裁判員制度を体験できるソフト。
「用語集」「裁判員制度の説明」「ストーリー」の3つからなっていて、ストーリーは全3話です。
ボリューム的には1日で終わる量ですね。
ここではストーリーモードについて述べていきます。
テキストアドベンチャーの形を取っていて、実際の裁判の流れに沿って展開します。
いつでもセーブは出来ますが、ロードは不可。テキスト履歴を参照できますが、既読スキップはありません。
メニュー周りのシステムは『逆転裁判』みたいな感じでしょうか。
ただ、『逆転裁判』と違ってプレイヤーは裁判員の一人なので、法廷でのやり取りを見ているだけです。
重要そうな証言や証人の仕草をメモして、控え室で他の裁判員や裁判官と合議の上で結論を出します。
プレイヤーはあくまで裁判員の一人なので、ここで名推理を発揮して華麗に解決!…といったことは無く、また、適当にやっていても妥当な結論に至ります。
ゲームとしては正直いって面白みがありませんが、一人くらいいい加減な人間がいても、制度としては機能するという事がわかります(苦笑)。
裁判では検察と弁護側の主張が異なるのですが、公判でどちらが真実かが明らかになる訳ではなく、主張が異なったままの争点を一つずつ整理・判断していくのは、なかなか大変なのもがあります。
ゲームですらこうなんだから、実際の裁判は物凄い重圧なんだろうな…。
裁判員制度を疑似体験するには良いソフトだと思います。
ゲームとしては面白くありません。
【ストーリーモード:クリアー】