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L.A.ノワール PS3


タイトル画面
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1940年代のロスが舞台のアドベンチャーゲーム。
第2次大戦の英雄で、警察官となった主人公の過去や、戦友たちの話を軸に、数々の事件を解決しつつお話が展開していきます。

オープンワールド化された広大な町並みを自由に行き来でき、銃撃戦やカーチェイスなどのアクション要素もたっぷりあります。

まず、広大な町並みに驚きます。
ホントに広いです。うんざりするほど(笑)
町並みや室内のオブジェクトなど、この世界が妥協なく作り込まれています。

ただ、広すぎますよ。
目的地まで車で移動するのですが、なかなか着きません。
車移動も、『クレイジータクシー』みたいにやりたい放題出来るので、最初はかなり楽しめるのですが、町並みに変化が乏しいし、広すぎて飽きてしまいます。
移動中に単発の事件が発生することがあるのですが、目的地と逆方向だったりして、これまた遠い…。

初めは普通に移動していましたが、中盤から移動をスキップする様になり、単発の事件も無視する様になってしまいました。
単発の事件もパターンに乏しいし、クリアしてもあまり旨味が無いので…。

広大な町並み
広大な町並み(クリックで画像拡大します)

さて、このゲームはキャラクタの表情がリアルなのも特徴的です。

警察官なので、容疑者などを尋問していくのですが、この時に目を逸らしたり、妙にそわそわしたりして、実にリアルです。
初めて遊んだ時には驚きました。
キャラ毎に違う表情パターンが用意され、妥協なく作り込まれています。
冷静な主人公が、終盤に声を荒げるシーンなんて特に素晴らしい!

ただ、難しいですね。
序盤の尋問は表情が変わって分かりやすいんですが、段々と無表情だったり紛らわしかったりで、運頼みって感じがしてきました。
まあ、それこそがリアルなんでしょうけど…。
それと、正しい追求をしても反応が薄かったりで、爽快感がイマイチです。
『逆転裁判』の偉大さがよく分かりました。

あと、登場人物が多くて、誰が誰だか分かりづらいです。
洋画を見慣れていないと、みんな同じ顔に見えるのと同じ感じですね。

セリフ回しはいかにも洋画っぽいし、時代を感じさせてくれて実に良いんですけどね。

ストーリーは終盤になって物語が動いてくると、かなり盛り上がって来ます。
ただ、そこまでがイマイチで、個々の事件も地味です。

大作だけに、個々のパーツは妥協なく作り込まれているのがよく分かります。
ただ、謎解きよりも銃撃戦の方が楽しく感じてしまって、ゲームの方向性がまずかった様に思います。
いい部分もたくさんあるんですけどね。

【ゲームクリアー】

尋問
尋問(クリックで画像拡大します)

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