□■ top > ゲームレビューの殿堂 > た行 □■
クリックで画像拡大します |
サンダースン一家が娘の誕生日プレゼントとして購入した「ちびロボ」を操り、家の中を動き回るアクションアドベンチャー。
部屋の掃除や家族の頼みなどを聞いて、みんなをハッピーにするのが目的です。
体長10cmのちびロボから見た家の中は障害物だらけです。
なので、紐をよじ登ったり、段差を渡ったりしながら家中を散策していきます。
舞台が家の中ですので、探しものを見つけたりするお使いがメインで、アクション要素は薄めです。
辺りを見回しながら、行けそうな所を地道に潰していき、新しいアイテムやイベントを探す流れで、正直言って地味です。
達成感や爽快感が薄いのは否めません。
みんなをハッピーする事で得られるハートやお金で、ちびロボのバッテリーや装備を強化する要素もあるのですが、やることは変わらないので、あまりモチベーションに繋がりませんでしたね。
このゲームは、昼と夜、1日を2パートに分けて行動します。
時間制限がありますが、日数制限はなく、アイテムで行動時間を延長できるので、かなりゆるい作りと言えるでしょう。
このゆるさも緊張感の欠如に繋がっていますが、ゲーム全体に漂うゆるさこそがが特色でもあります。
さて、中盤以降にイベントが増えてくると、楽しくなってきます。
「昼はあれとこれをやって、夜はこっちで…」と計画を立てて動きまわって、更に新しいイベントが発生したりすると忙しくて面白くなってきます。
ですが、視点が分かりづらい場面が少なくないのが残念でした。
段差の昇り降りがアクションのメインですので、距離感が掴みづらくて失敗した時は、バッテリー、時間ともにロスになるのでイラッと来ます。
アクションゲームは殺伐としがちですが、みんなをハッピーにするという着眼点は良かったと思います。
ただ、アクションゲームとしてのスパイスが不足していた感じがしますね。
【ゲームクリアー】
クリックで画像拡大します |