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テイルズ オブ デスティニー2 PS2


とにかく良くしゃべります。
イベントや戦闘中の掛け声はもちろん、ボス戦でボスの攻略法をパーティで会話したり、ボスと議論したりするのはちょっと新鮮でした。(もちろんリアルタイムでの戦闘中にですよ)
戦闘中に、「効かないみたい」「弱点みたい」と話すのであれば、その結果を行動に反映させて欲しいなあって思ったりもしましたが。(主人公以外はオートなので)

また、シリーズおなじみのスクリーンチャット(戦闘中以外にセレクトボタンを押すと、状況にあわせてキャラクターが会話する)の種類も豊富で、音声を収録するのが大変だっただろうなぁって変な感心の仕方をしてしまいました。
このスクリーンチャットのおかげでキャラクターに愛着が湧いてきます。

もう一つの魅力は戦闘です。
戦闘は面白いです。ただ単に必殺技を出しても大したダメージは与えられないので、魔法で敵をひるませて、その隙に必殺技を叩き込んで大ダメージを与えるというのが基本パターンになります。
が、魔法は唱えるまでの待ち時間がありますので、その間は打撃系のユニットで守ってやることになります。

で、何が面白いかというと、タイミングを計って上手く攻撃していかないと、雑魚敵でも全滅する危険性が同居している点です。
同じ敵相手でも、さっきはあっという間に倒したのに、今度は全滅しちゃった、なんてことがあります。
この緊張感は貴重なものだと思います。
私はラストダンジョンの最下層で何度もその体験をしてしまいました…

それに、一回の戦闘自体は30秒前後でかなりスピーディーなのも飽きさせなくていいですし、集中して遊べて良い感じです。

このゲーム、装備品のカスタマイズがとても幅広くなっています。
装備品を合成させることで、2つまで追加効果(毒とか、HP回復とか種類もかなり多数あります)をつけることが出来るのですが、こういった装備品は主に敵から入手することになります。
ですから、どんなタイプの装備が手に入るかを計算できないので、手持ちの中から如何に使えるものを作っていくか、といった感じになります。
この限定された中でやりくりしていくところも、バトルの緊張感に繋がって良い感じです。

回復等の役立ちアイテムの所持数が限定されているのも、この緊張感に良い効果をもたらしています。

ですが、戦闘時の操作法・キャラクターの成長システム(技・魔法関係)は結構複雑で、私自身、きちんと理解していたとはとても言えませんでした。
一応ゲーム中に説明はあるのですが、項目が多いし文章長いしで…(苦笑)

さて、このゲームは前作から18年後という設定なので、当然ストーリーの繋がりもあります。私自身、前作についてはリオンの扱いやドルアーガの塔の事くらいしか覚えていなかったのですが、やってるうちにだんだんと思い出すことが出来ました。
正直、前作をやっていないと全てを楽しむのは難しいかな、と思います。
また、前作をやった身としても、18年前についての描写があっさりし過ぎていると感じました。
ジューダスに係わるイベントが「え、これだけ」って感じで、前作をやっていないと意味がわからないような気もしました。
個人的には彼と姉の絡みが全くなかったのも不満ですかね。

っとまあ、不満を書いてしまいましたが、ストーリー自体は割とオーソドックスな感じでしょうか。ラストは魔界塔士SaGaを思い出しちゃいました。

オーソドックスと書きましたが、ゲーム全体もそんな感じです。エターニアから大きく変わった(進化した)点も感じられなかったし、ダンジョンで道なのか背景なのか解り辛かったり、物陰にやたらと宝箱が配置してあったりと、一昔前のRPGって感じで懐かしかったです。

まあ、フィールド画面を見たときは正直「しょぼーん」でしたが(笑)

このゲーム、見た目にはあまり気を使わずに戦闘の面白さを追求したゲームで、基本的に2Dなのも好感が持てました。30時間前後でクリアできてお手軽ですが、最強の武器作り(ナンバーワンではなくてオンリーワン)や隠しダンジョンもあって、なかなかやり込める作りになっています。
やることがあまりに多いので、私は…でしたが(^-^;

あと、「テイルズオブエターニア」のレビューを読み返してみましたが、書いてることが一緒でびっくりしました…
「吹き出し」は覚えていたので、あえて書かなかったんですけど…
【ゲームクリアー】

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