デスノート～Ｌを継ぐもの～　DS

デスノートゲーム化第二弾

街をモデルにした迷路のようなマップにて、Ｌ側はその街に潜伏したキラを探し当て逮捕。 キラ側はチェックポイントを回り犯罪者情報を引き出し、且つ捜査員をデスノートによって抹殺するのが目的となるボードゲームです。
Ｌ側は都市カメラ、隠しカメラ、検問、裏路地等を、キラ側はデスノートによる罠、所有権入れ替え、変装、カメラ破壊を駆使して互いの目的を遂行します。

ストーリーモードも備わっていますが、流石に端折ってありました。
そのため、原作を最後まで読んでいないと少々理解しがたいシーンもいくつか見受けられました。
また全10章のため、少々物足りないと思います。
ちなみに、オリジナルストーリーが１章分ありました。

次にシステムの方ですが、ボードゲーム「けいどろ」を彷彿させられるような駆け引き、且つ手軽にプレイできる点は大変良い印象を受けました。
Ｌ側は見えざるキラに悪戦苦闘し、キラ側は捜査員をおびき寄せ、デスノートで倒す。
原作通り、空を掴むような気分で捜査をするＬと、暗中模索する捜査員を手玉に取る月の、双方の感覚を味わえます。 この辺は原作ファンにとっても、シミュゲーファンにとっても良い出来であると思います。

しかし、ＣＰＵ難易度が少々低いと思います。
ハードでも簡単に勝ててしまいます。
もう一つ上の難易度があってもよかったのでは、と思います。
難易度「神」とか(笑)

あと、wifiに未対応なのも少々辛い。
全国でＬvsキラを繰り広げたかったよ・・・・。

全体的には、システム部分は前述通り良い出来です。
シミュ、ボードゲー好きには好まれる内容であるかと。
ストーリーは目を瞑ってください。

・・・言い忘れましたが、キラ側は捜査員がどのように移動したのか見える辺りも原作に忠実であったと思います。

【ハードクリア】