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『バイオハザード』の三上真司さんがディレクターを務めたサスペンスホラー。
まず、カメラが近くて視認性が悪いです。
そして、ちょっとブレ気味。
まあ、ホラー系は不親切さがあってもいいとは思うし、雰囲気も出ているので許容範囲ですかね。
そうは言っても、足元のアイテムを確認するのに、いちいちカメラを操作しないといけないのは面倒ですけどね。
このゲームを一言で言えば、「ステルス要素を追加した『バイオ』」ですかね。
弾数が少なく、敵も硬いので難しいですが、弾を使わずに敵を無力化していくのが楽しいですね。
それと、敵を罠にはめたり、狭い通路に入って敵を攻撃するなど、地形を上手く利用して進めていくのも面白いです。
工夫しがいがあって、マップデザインは良く出来ています。
また、アガニボルトというクロスボウと罠を組み合わせた武器が良いですね。
時限爆弾だったり、凍らせたり、光で怯ませたり、こちらも工夫しがいがあります。
まあ、難しいですけどね。
主人公は機敏に動ける訳でもないし、武器の標準合わせも簡単じゃないですから。
でも、難易度を落とすとかなり易しくなるので、苦手な人でも難易度カジュアルなら何とかなると思います。
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ただ、トータルでは普通ですかね。
ごった煮な世界設定は「このゲームらしさ」を薄めているし、キャラクタやストーリーにも魅力を感じません。
マップ上の仕掛けを解くシーンも殆ど無いし、隠れて敵をやり過ごすシーンもほんの少しでした。
ステルスは楽しいですが、後半はステルスが効かない敵も出てきますからね。
印象に残るのは、序盤のチェーンソーと後半のしつこい肉屋くらいかなぁ…。
それと何より、とりあえずサスペンスホラーを作りましたって感じで、魂がこもっていない様に感じてしまうんですよね。
悪くはないけど、クリアしたら忘れちゃいそうなゲームです。
攻略しがいのあるゲームなので、難易度を落とさずにプレイしていれば違った感想になったかな…。
【ゲームクリアー:難易度カジュアル】
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