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ヌルくない難易度と、下画面に手書きマップを書ける3DダンジョンRPGの第4弾。
このシリーズは初めて遊びましたが、全く問題ありませんでした。
下画面にマップを書けますが、自動でマッピングはされ、宝箱や扉、壁などを自分で追加する形で、自分で全部埋めなくちゃいけなんてことはありません。
体験版の進捗具合を製品版にすべて引き継ぎ可能で、引き継ぐと体験版で遊んだ直後からスタート出来て、ちょっと感動しました。
細かいことからバラバラと述べてしまいましたね。
主人公はおらず、自由にパーティを組んで、ダンジョンを攻略していきます。(ダンジョンの3D感はなかなかのものです。)
今作はダンジョン以外に大空からなるフィールドがあり、ここを探索して新たなダンジョンを見つけたり、強敵を倒したり、キャラを強化したりできます。
3Dダンジョンと大空でメリハリがついて、良く出来てると思います。
ただ、二部構成になったことで、やれることが多くて戸惑いました。
順序立てて出来る事を教えてはくれるんですけどね。ちょっと慣れが必要でした。
遊ぶ前は「難しそうだなぁ」ってイメージがありましたが、ガチガチに難しい訳ではありません。
それと、一度戦った敵はいつでも弱点やドロップアイテムを参照できたり、武器屋で必要な素材を確認出来たり、色々と親切設計になっているのが嬉しいです。
長時間かかるゲームですし、こういった点は大事ですよね。
職種(クラス)が色々とあって、途中から別のクラスを補助につける事(サブクラス)も可能になります。
どのクラスでも、しっかり進めていけるバランス取りはさすがです。
自分なりのクラス・サブクラスの組み合わせ、そしてパーティ編成をするのも楽しみの一つです。
よっぽど極端な編成にしない限り、どんな組み合わせでも進めていけるのではないでしょうか。
絶対的に強い組み合わせも無いと思いますし、この点は実に良くできています。
ダンジョンは攻略サイトを見なくても出来る範囲で、それほど複雑な仕掛けはなく、徘徊する強敵をやり過ごしたり、利用したりしながら進めていきます。
複雑すぎると手書きするのが大変なので、このくらいがマップを埋める楽しさを味わうのにちょうどいいでしょうね。
ガチガチに難しい訳では無いと書きましたが、それでもラスボスやクリア後のダンジョンはきつかったです。
この辺は「世界樹らしさ」でしょうか。
厳しい分、倒せた時の喜びもひとしおでした。
さて、ここらで難点を述べてみますと、まずはサブのダンジョンにボリューム感がありません。
1回の探索で概ね見て回れて、それっきりって感じで物足りませんでした。
メインとサブで、出てくる敵も変えて欲しかったですね。モンスターも色違いがちょっと多いかな。
あとはセーブデータが一つな事ですね。
サブクラスやスキルの割り振りを試したい時に面倒なので。
この編成が楽しみの一つなだけに、ちょっと残念です。
ただ、トータルで見れば、それほど引っかかる難点ではありません。
難易度が易しいとは言いませんが、かなり遊びやすい作りで、チクチク進めるRPGが好きな方にはオススメ出来るタイトルです。
音楽も良いですよ。
【ゲームクリアー:クリア後のダンジョン、ボス撃破】