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新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド 2nd PSP


TV版最終話でシンジの想像した、学園生活をゲーム化したアドベンチャー。
2ndと付いてますが、前作との関連性はありません。

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を見てからエヴァ熱が再燃してしまったので、前作に続いてプレイしてみました。

基本的に綾波、アスカ、カヲル君とイチャイチャするゲームなんですが、何というか…。
綾波ルートでやりましたが、全くポカポカしない…。

まず、キャラの描き方にかなり問題があるように感じます。話の流れを無視した反応を見せる事が少なくなく、ストーリーに入っていけません。

また、場所移動が前作以上に面倒で、かなりモチベーションが下がります。その上、一つ一つ移動してフラグを立てていかないと先に進めないので、作業感ばかり募ってしまいます。
ここまで「フラグ立てをしている」と実感できるゲームは初めてですね。

場所移動と選択肢しかプレイヤーの介入する余地がないのは前作と同じですが、今作は選択肢がひどいですね。
例えば、父さんを呼びに行ったのに、声をかけたらバッドエンドとか。
しかも呼びに行っただけなのに、いきなり「今まで悪い子でゴメン」とか意味が分かりません。
何を…、カヲル君…。君が何を言っているのか分かんないよ!カヲル君!

ネルフ内を延々と場所移動させられた挙句にこれで、切れそうになってしまいました。

その他にも、加持やユイが冒頭に無意味に出た後に全く出番が無かったり、シンジたちがエヴァやネルフについてどの程度知っているのか場面によってバラツキがあったり、使徒がラストに申し訳程度に出てきて、「これならネルフとかエヴァをごっそり無くした方が良かったんじゃないの?」とか、あら探しをしたくなくても見つけるなと言うのが無理です。

それと、アスカに起こされる→交差点で激突→教室で再会の流れが、TV版とイチイチ台詞が違うのは何故なんでしょうか?
最終話のホンの数分のシーンが好きだった人向けのソフトなんだから、この場面だけは同じにしないと駄目でしょう。
ファン向けなのに、ファンがニヤニヤできる場面が全く無いのが残念でなりません。

この程度の出来で多機種で展開できてしまうのですから、本気でエヴァゲーを作れば相当儲かるんじゃないかと思うんですけどね。

例えばそうですね…。
エヴァの戦闘と学園生活を両立した「ガンパレードマーチ」みたいなソフトなら行ける!!

って、アレ?どこかで見たような…。

と、とにかく、「新劇場版」をまとめてゲーム化するときは本気でお願いしますよ。ホントに。 今度こそ幸せにしてみせてよ!!

【綾波エンドでクリアー】

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