□■ top > ゲームレビューの殿堂 > さ行 □■
PSで発売されてアーケードに逆移植、そして再びPSにSIMPLE1500シリーズとして帰ってきたバスケットゲームです。
キャラクターデザインはバスケ漫画の王道「スラムダンク」や最近では「バカボンド」などで超有名な井上雄彦さん。
『ゲームモード』
「1on1」と「2on2」の2種類があります。
「2on2」では2人プレイが可能で、お互いが味方になるか敵になるかを選択できます。マルチタップがあれば4人プレイも可能です。
もちろんアリウープなどの連係プレイも可能で、パスを求めるWェスチャーを行うコマンドなんかもあります。
さりげなくあるオプションで難易度や試合時間や勝利得点などを設定できます。
『キャラクター』
井上ワールド全開の個性的なキャラクターが14人います。
各キャラクターにはシュートやブロックなどの基本的な共通コマンドの他にキャラクター固有の必殺技コマンドがが20種類ほどあり、格闘ゲームのようなコマンド入力感覚で楽しめます。
『バスケットゲームとして』
情け容赦なく間違っています。
殴るわ蹴るわでやりたい放題、まさにバスケルールで闘う格闘ゲームです。
ですが、このようにリアリティを無視して抜群の操作性と爽快感を優先させたのは大正解だったと思います。
『SIMPLE1500シリーズとして』
ストーリー性などを無視して、徹底的にバスケの部分を昇華させることで値段以上のボリュームを感じます。
内容はただバスケをするだけ。でもそのバスケの中での絶妙なバランスがとれている相手との駆引きや豊富な必殺技コマンドが退屈させません。
爽快バスケットゲームとしては優秀なゲームなのですが、イマイチ人気も出ず続編が出る気配も無いのは残念です。
PSですし古いゲームではありますが、相手との駆引きを楽しむゲームとしては今でも十分すぎるくらい通用すると思います。