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崩壊した東京を舞台に一族を滅ぼされた主人公が単身、妖刀を片手に敵を切り倒していく、忍者アクションゲームです。
斬ると一口に言ってもそのバリエーションは豊富で、ダッシュで背後にまわりこんで斬ったり、蹴りからの連続攻撃や空中から斬りつけたりと多彩な攻撃が可能です。
また敵を一定以上倒すと派手な演出「殺陣」が入りこれが決まるととても爽快感を感じます。忍者特有の壁走りや巻物を使った忍法、おきまりの手裏剣などもあり、さすが忍者アクションゲームだと感心させられました。他にもステージに隠されている証を集めるとギャラリーや隠しステージ、隠しキャラがでるなどやりこみ要素もつよいです。
なかでも主人公の持っている妖刀「悪食」はステージ2から覚醒し敵を斬った数に応じて刀の色が変わり攻撃力が上がっていくという効果がつきこれを利用すればザコキャラはおろかなんとボスまでも一撃で葬ることが可能になります。後半のボスにはこのテクニックを使わないと勝てない敵もいますので練習しておきましょう。
ただこの妖刀・・けっして良い面ばかりではなく、ゲージがなくなると主人公の体力を吸い始め、最悪それで死んでしまうという欠点があります。これを回避するには敵を倒してゲージを回復するしか手はなく(このとき殺陣を決めるとより多くゲージが回復します)、また時間が経過するとゲージは減っていくため、プレイヤーは早く敵を倒して進んで行かなくてはいけません。
また穴に落ちたり、体力が無くなるとそのステージのはじめからやりなおしと、かなりつらいです。後半になるとステージも難しくなり何回もやり直すことも少なくありません。
結論としてはこのゲームは慣れが必要でアクションが苦手な人だと苦戦するかもしれません。しかしゲームとしてはとても面白いのでぜひプレイしてほしいと思います。