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大きく時代が動き始めた明治時代初頭、とある峠での2日間を一人の侍として生き抜くアクションアドベンチャー。このジャンル、次々と良作が出ていますね。
で、このゲームの特徴は自由度が非常に高い点にあります。
昼間に命を救ってやったと思ったら、夕方には敵対勢力の用心棒になれたりします。
気に入らないと思ったら抜刀するという、侍らしい単純さも良いところですし、イベントも結構多く、想像していたよりもアドベンチャー的楽しみがあります。
プレイ期間を2日間と短く設定したのも正解だと思います。いろいろなことが出来るので、短い間を何度も遊ぶスタイルが大正解です。
次にアクションについてですが、その前に、刀について述べたいと思います。
このゲームは多くの刀が登場しますがどれも強さは同じです。(ひのきの棒もエクスカリバーも攻撃力は同じということ)刀によって、構え、技が違って、そこで刀の違いが出てくる訳で、自ずとプレイヤーによって愛用の刀が違ってくるのも上手い作りです。
プレイヤー一人一人にこだわりの刀がある。何となくホントの侍になった感じじゃないですか?
で、肝心のアクションですが、操作性はかなりよく、感覚的にも分かりやすいものになっています。簡単ですけど完成されていて、特に対戦プレイでは駆け引きが重要になったりして楽しめると思います。
刀収集や技会得、刀の鍛錬といったやりこめる要素もありますし、かなり良い出来映えです。
難点を挙げるとすれば、止めたいときに簡単に止められない(セーブ出来るまで時間を進めないといけない)点と、アクションが斬るオンリーなので、後半の敵がわらわらと出てくるところで若干飽きるor疲れるといったところでしょうかね。
まあでも、斬ったときのバッサリ感が凄く良いのは間違いないところですし、特に技が連続して決まったときはかなり気持ちいいです。
【ゲームクリアー】