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画像はGC ゼルダコレクションより。(クリックで画像拡大します) |
GC用ソフト「ゼルダの伝説 風のタクト」の予約特典で、64版をそのままGCに移植したものです。 なので、さすがにグラフィックは現行機に見劣る感があるのは否めません。
特に、人の顔がちょっと気になります。特定の人物の顔が妙に怖かったりしますので。
ただ、人物そのものは、一人ひとり特徴づけられていていい感じです。特にマラソンマンが良いですね。ちょっぴり首をかしげて、谷口選手みたいな走り方が。
っとまあ、ゲームそのものとはあまり関係のないことから入ってしまいましたが、この作品は、「世界」を感じることが出来ます。
時の流れとともに、同じ場所でも違った表情を見れてくれる世界に、どっぷりとつかることが出来ます。この世界に入っていきやすい要因としては、やはり全て歩いてそこまで行く、という事でしょう。しかも何度も。
フィールドも、ダンジョンも、村も全て「切れ目がない」と感じます。
表現が難しいのですが、ゲームの中が「ひとつの大きな世界」という印象です。ですから、始めは少し戸惑いがありました。いきなりポンと放り投げられたみたいで。
操作も若干慣れが必要こともありました。
しかしすぐに慣れて、このハイラルに浸ることが出来ました。
ずっと、考えていたんです。
この感じは何なのだろう、と。
これを書きながらはっと思いついたのが、子供のころ、森や原っぱで虫を捕ったりして遊んでいた、あの感覚に近い気がします。
あの子供のころの「世界」。駄菓子屋で当たりつきのお菓子を買って、メンコをして、虫を捕って…
ゲームの中ではひとりですが、この作品はそんな感じに近い感じがします。
う〜ん、ゲームの中身について書くつもりがなかなか上手くいきませんね。
個別に見てみると、まず、音楽は最高です。特にフィールド(夜明けの瞬間は更に!)・ゲルドの谷の音楽が好きです。また、効果音も臨場感を高めてくれるので、音楽CDを聞きながらのプレイはしませんでした。
次にストーリーですが、これには正直それ程魅力を感じられませんでした。このゲーム自体、お話を追うというよりも、世界に浸るといった感じですので。
ただ、エンディングは最高です。
ラスボスも最後まで気を抜けませんでしたし、プレイし終えて、「ゲームってすごいじゃないか。こんなに素晴らしいものが作れるし、これはゲームでしか出来ないことだ。まだまだ、捨てたもんじゃない。」と。
素敵なゲームです。
【ゲームクリアー】
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