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満を持して登場のGC版ゼルダ。予約者全員にGC版「時のオカリナ」が添付される任天堂史上例を見ないキャンペーンも話題になりました。
この太っ腹キャンペーンですが、実際に両者を遊んでみると時のオカリナを予約特典にした意味が良く分かります。
なので、時のオカリナをプレイしていない方はプレイすることを強くお勧めします。難易度的には時のオカリナの方がやや高い感じですね。
さて、この風のタクト、内容的には時のオカリナの正統進化版といえますが、見た目が大きく変化しています。
開発段階でも、当初は時のオカリナのグラフィックを向上させた形が公開されていましたが、そこから今回のアニメ調にガラッと変化させてきました。
私は、この「トゥーンレンダリング」で描かれた色鮮やかな世界にしたことは大英断だったと思います。
これによってキャラクターの小さな動き、そして表情が圧倒的に豊かに描かれていますから。
リンクが緑の服を貰ったときに見せる、嫌そーな顔を見ただけで買ってよかったと思いましたし、海に放り投げられた野ブタが自ら泳いで岸に上がり、身をぶるぶるさせて水を切る仕草や、チンクルがタワーを回しているときの掛け声等、例を挙げだしたら枚挙に暇がありません。
私は、ゲーム云々ではなく、この世界が好きになってしまったので、もうその時点でノックアウトといった感じです。
ただ、この見た目の劇的な変化によって、時のオカリナの真面目な雰囲気から、かなり砕けた感じになっていますので若干戸惑いがあったことは事実です。
見た目に砕けているのと同様、キャラクターの台詞もかなり面白いものが多いです。
で、台詞だけではありませんが、「このゲーム、結構大人向けなのかも」と感じました。ハードの性格上・見た目的にお子様チックな印象を持たれがちですが、私は結構大人向けなんじゃないかな、と。
それはとても「遊び」を感じたからです。
物語本編よりも時間が掛かる?フィギュア集め(これがまた、よく見るとホントのフィギュアっぽく出来てるんですよ!)とか具体的なことだけでなく、ゲーム全般に漂う「遊び」や「ゆとり」がそう感じさせてくれました。きちんと説明できないのがなんとも歯がゆいのですが…
ただ、私は「どうぶつの森+」も結構大人向けなんじゃないかって感じたくらいですからね…
まあ、「どうぶつ」と同じく、ゲームの中の時間をゆっくりと過ごす、ということは言えると思います。
また、プレイヤーの行動に対して細かくレスポンスがあるのが嬉しいです。チャツボねえちゃんの壷を割ってしまったときとか、露店商人のフードをデクの葉で風を当てたときの懐かしい顔とか、細かな点が私の心をぐっと掴んでいきました。この辺は先に述べたこととも被ってしまうのですが。(^-^;
で、始めてしばらくはリンクを操作して、この世界に浸っているだけでホントに楽しくなります。
ただ、慣れてくると操作面で煩わしさを感じてしまう面があります。
このゲーム、アイテムをX・Y・Zのボタンにセットして使うのですが、コントローラの構造上、Zトリガーを瞬時に使うのは私には無理なので、私はここは船の帆限定設置にして、しかもYボタンを写し絵専用にしていたので、実質Xボタン一つに…
私の使い方に問題があるのでしょうが、アイテム切り替えがちと不便でした。まあ、すぐになれちゃいましたけど。
それよりも、船で移動する際に頻繁に風向きを変えなきゃならなかった方が不便でしたね。
あと、も一つ気になった点として、物語的に「はぁ?」って思うところもあったりしましたね。展開が強引っていうか無理があるっていうか。
あ、チンクル通信が何度か勝手に切れたんですけど、これって私だけ?
【ゲームクリアー】
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