レイトン教授VS逆転裁判　3DS

人気アドベンチャーゲームの「レイトン教授」と「逆転裁判」がまさかのコラボレーション。
ダブル主人公を操作して、ラビリンスシティのナゾとムジュンを解き明かせ！

レイトンと成歩堂たちが、地図に載っていない町「ラビリンスシティ」に迷い込む。そこでは魔法が存在し、「魔女はすべからく火計に処す」という「魔女裁判」が行われていた…。
といった感じで始まります。
正直言って、組み合わせのインパクトが強く、内容にはそれほど期待していなかったのですが、融合に違和感がないし、思っていたよりずっと良く出来ていて驚きました。
キャラ同士の掛け合い・組み合わせも上手く出来ていて、どちらのキャラも見せ場たっぷりです。

「レイトン教授」はきちんとプレイしたことが無いので何とも言えませんが、少なくとも「逆転裁判」の新作と言って差し支えないほど、しっかりと「逆転裁判」しています。
3Dになったキャラは良い感じに動くし、音楽も豪華になっています。
話の面白さ・切れ味はさすがで、「逆転裁判5」も巧さんだったら…と思ってしまいました。

また、シリーズの予備知識がなくても全く問題なく遊べるので、入門編にも適しています。
最初は「レイトン教授」の謎解きは面倒だな、と感じましたが、遊んでいくうちに面白くなっていって、このシリーズに興味が出てきました。

それと意外と立体視が良く出来ていて、人物や建物の奥行き感が上手く表現されています。
特に裁判シーンは臨場感があって、私としては珍しく、ほぼ3Dで遊びました。

とても楽しく遊ぶことが出来て満足感が高かったのですが、ここらで少し難点を述べるとします。
まず、一部で十字キーを使う場面があるのですが、これはスライドパッドでも操作できるようにして欲しかったですね。
あとはナルホドくんの滑舌が悪いのが…。

それと今回のテーマである「魔女裁判」についてですね。
「存在自体が罪である魔女」「魔女はすべからく火計に処す」という「魔女裁判」について、どういった回答をしてくれるのか期待していたのですが、これについては拍子抜けでした。
コラボレーションによる配慮もあったのかな…。

最後に忘れてはいけないのが、猫の佇まいが可愛すぎます。涙が出ます。
こんなにも猫が可愛いゲームは初めてです。
全ての猫好きに自信を持ってオススメします。

【ゲームクリアー】