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タイトル画面。(クリックで画像拡大します) |
柔らかなタッチのグラフィックが特徴のRPG。
仲間に出来るキャラが170人以上おり、トライエース版幻想水滸伝と言った感じです。物語が2ルートに別れるため、一度に全員を仲間にすることは出来ません。
このゲームの特徴は、なんと言っても独特のタッチで描かれるキャラクターです。ゲーム内での24時間が設定されており、もちろん全員にタイムスケジュールが設定されています。台詞も多彩で、味わいのある見た目と相まって、とても親しみが湧きます。
また、話しかけるとその時の仕草そのものがアップで表示される(話しかけられて上・横を向いている、ご飯を食べている等々)のにちょっと感動してしまいました。もちろん、状況によって表情も変わります。
このゲームは「仲間を集めるゲーム」と言ってしまって良いかと思います。
仲間を増やす為に、いつ・どこで・誰に、と、街を歩き回ることで彼らの「生活パターン」を知り、ラジアータ城下町の一員になるゲームです。街や城は複雑ですが、とにかく歩き回るので、そのうち慣れます。
ですから、ストーリーや戦闘に期待して始めると肩透かしを食らうことでしょう。特にトライエースだけに、私も戦闘に期待していましたが、割と平凡でした。アクション要素のある戦闘なのですが、移動して攻撃ボタンを押すくらいで地味な印象は否めません。悪くは無いのですが、同社にしてはもう一息かな、と。
ストーリーに関しては、「究極の選択」とも言える二者択一の分岐があるのですが、全体的に軽いタッチで描かれている為、急にシリアスになると、どうしても違和感を感じてしまいました。
また、収集系(仲間集め)のゲームですので、どうしてもそっちに気が行って、純粋に物語を楽しめない感がありました。それに収集系でありながら、半強制的に進むイベントも多く、仲間集めに支障が出るのには困りました。
あ、音楽はかなり地味でしたね。
ガンパレが好きだった人(そこまでキャラに感情値が設定されてませんが)、コツコツと収集をするのが好きな人にオススメしたいです。反面、ストーリーや戦闘に重きを置く人は物足りなく感じるのではないでしょうか。
【ゲームクリアー、仲間キャラ コンプリート】
オープニング。(クリックで画像拡大します) |