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私はゲームを遊ぶにあたり、ストーリーは重視しません。
重視しないというか、ゲームをやればやるほど、期待なんて出来なくなってきました。
前2作も遊びましたが、お話は記憶に残ってなかったので、今回も期待していませんでした。
だけど、この作品を遊んでまず感じたのは、「ゲームのストーリーも捨てたもんじゃない。やれば出来るじゃないか。」ということです。
後半は他のゲームと大差ありませんが、前半はぐいぐいと引き込まれて行きました。
色々と、何が良かったのか書きたいところですが、書きません。どういうゲームなのか、これを読んで興味を持ってくれた人に、実際に遊んで確かめて欲しいですから。
また、「Mother3」は64版が頓挫したことでも有名ですが、私はGBAで出したことは大正解だったと考えております。
おそらく、64ではここまで凝縮した物にはなっていなかったでしょう。
これは、昨今のRPG全般に言えることですが、私は、何十時間と時間を費やすためにゲームを遊んでいる訳じゃありません。
発売時期的にも貧相な画面ですが、見た目はゲームの一要素に過ぎないという事を再認識いたしました。
ただ、サウンドにこだわったゲームだけに、音源の弱いGBAではなく、このままの作りで据え置き機で出す冒険をしても良かったかな、とプレイ後の今なら言えます。
ひとつ書いておきますと、この作品は「Mother2」の純粋な続編にあたりますので、前作を遊んでおいた方がいいでしょう。
ただ、私が夢中になったゲーム前半には、前作との関わりがありません。
気になる点もありますが、それを補って余りある魅力にあふれたこの作品、これを読んで、一人でも興味を持ってくれる事を願って…。
【ゲームクリアー】