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糸井重里氏が企画し、宮本茂氏がそれを取り扱った名作。
ストーリーは1,2ともにアメリカが舞台となる。
MOTHERは主人公(ニンテン)の家で起きた謎のポルターガイスト現象の謎を追求するため旅に出るが、それはギーグから世界を救うことになった。
MOTHER2は裏山に落ちた隕石を見に出かけたが、隕石は10年後の地球から来た宇宙船だった。そこに乗っていた者の話では、ギーグが復活し、世界を支配化においている。自分は世界を救う四人の少年少女の一人だという。主人公(ネス)の旅が始まる。
システムは1はドラクエ形式、2はドラムカウンター形式です。
ドラムカウンター形式とは、ダメージを受けるとカウンターがスロットのように動き、ダメージ計算をするシステムです。
仮にHP以上のダメージを受けたら、ドラクエでは死にますが、2では、カウンターが0になるまでは行動でき、また回復も可能というわけです。
お金のシステムも他とは違います。通常は敵が落としますが、こちらの場合、倒した敵に応じて、主人公の父が口座のおこずかいとして支給してくれるのです。ここが味噌。
セリフの一言一言にも味があります。コピーライターならではのものです。町の人に話しかけるのが楽しくなります。
敵を倒したときのセリフも一味違う。敵を倒すのではなく、我に返らせたり、ポンコツにさせるなど種類はかなりあります。
糸井氏によれば、単純にすべて殺して解決ではなく、殺さないゲームを作ろう。例えば、武器にはマンガみたいに「フライパン」とかにしよう。これで倒すのはマンガみたいだ。しかも、「いいフライパン」もあれば「ぼろのフライパン」もある。
単に殺すのではなく、遊びやユーモアで「殺す」ことを再編集したのです。(以上六行は糸井氏のインタビューから抜粋)
状態異常にも主人公特有の「ぜんそく」「ホームシック」があったりします。その他、風邪、しびれ、きのこが頭にひっつく、ダイヤモンド化など。
ただいま、FC「MOTHER」は入手困難ですので、携帯できるGBA「MOTHER1+2」をぜひどうぞ。
私はクリア済みです。FCもSFCもGBAも。
エンディングは正直泣けます。涙流さずとも心で泣けます。
感動。・・いやこれを感動という二文字で済ましていいのか?