ケイオスリングス　PSVita

タイトル画面（クリックで画像拡大します）

スマホで展開されたRPGをVitaに移植。
「ケイオスリングス3 プリクエル・トリロジー」に収録されたものを遊びましたが、PlayStationストアでも単独配信されています。

何者かに連れ去られ、監禁された10名が殺し合いを強要されるという、映画などで良くある流れでストーリーが始まります。

パッと見た感じ、PS2初期のRPGって印象です。
2人パーティで、拠点とダンジョンのみだったり、かなり簡略化された作りです。

敵、味方のどちらが優勢かを示す「ブレイクゲージ」のある戦闘が特徴的で、守るよりも積極的に手数を出す事が求められます。
とは言っても、システム的に特に凝った点は無く、難易度も程々で、スマホ向けらしくサクッと遊べる様になっています。

ブレイクチェンジ（クリックで画像拡大します）

特徴的なのは4つの視点からプレイするという点で、一人のキャラでクリアしてもストーリーの全貌は見えてきません。
完全にクリアするには4ルートをクリアする必要があるのですが、ダンジョンの順番が違うだけで、同じものを4回繰り返すのはちょっと面倒ですね。
キャラの特徴もほぼ一緒だし。
（「繰り返し」はこのゲームのキーワードではありますが。）

まあ、1ルート5時間程度で終わるので、苦になるって程でも無いですけどね。
前のルートで獲得したアビリティは引き継げますし。

正直言って、ゲーム的にはあまり褒められる点はありませんが、それでも続けてしまう最大の魅力はストーリーですね。
ルートを重ねる毎にどんどん面白くなっていって、これがこの作品の全てと言っても良いんじゃないでしょうか。
ストーリーが面白いRPGにはあまり巡り会えませんでしたが、このゲームは実に面白かったです。

RPGでストーリーを重視する方にオススメしたいです。逆に、システムや探索など、その他要素を重視する方はスルーで良いと思います。
それくらいストーリーに「全振り」したRPGです。

【ゲームクリアー：クリア後のボス撃破】

イベント（クリックで画像拡大します）