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舞台は2008年。実際の武器によるリアルな戦闘を繰り広げる主観始点アクションシューティングゲームです。
このゲーム、とにかくリアル。
森を歩けば踏みしめる草の音やさえずる鳥の声まで、本当に細かい所まで忠実に作り込んであります。
使用する武器も実際に軍隊で使われている物で、もちろん2~3発被弾したら死にます。
難易度を上げるとレーダーも無くなり、広い戦場で敵がどこにいるのか実際に目で見ないと確認することができないという圧倒的な緊張感に襲われます。
不用意に小屋に入ったりするといきなりズドン、水辺で走り回ってると音を聞きつけて警戒してきた敵兵にズドン。常に行動に注意しないと生き残ることはできません。
プレイヤーは3人編成のアルファ・ブラボォの2チームを率いてミッションを達成していきます。
兵には4種類の専門分野があり、ミッション内容に合わせて自由に編成できます。破壊なら爆破工作兵やサポート兵、制圧ならライフル兵やスナイパー兵など。
作戦中は6人の中の1人を操作するのですが、これは作戦中でも自由に変更できます。プレイヤーは2つのチームのどの兵にでもなれます。
プレイヤーが指揮していないCPUが指揮するチームにも細かい移動・攻撃指示が出せ、プレイヤーのチームで敵を引き付けてCPUのチームに背後から攻撃させるといった高度な戦術も可能です。
2人プレイも可能で、戦力は2人になりますがコンテニュー回数を設定できるためかなり楽しめます。やっぱりCPUが5人いるよりも人が1人いたほうが頼りになりますからね。
ミッションモード以外にも、多数の敵を排除する銃撃戦モードや敵戦力を偵察し無傷で帰還させる偵察モードがあり、結構やり込めます。
またトレーニングモードも、武器の練習や部隊指揮の練習や実戦訓練など、これでもかというくらいに充実しています。
特典ではストーリー背景や武器の詳しい説明など、なかなかミリタリーファンのツボを押さえてます。
敵を見つけたら撃つ、じゃなくて、まずは敵戦力を確認して勝てるようなら撃つ、といった感じのゲームです。
ミッション中は常に神経を張ってないといけませんので、かなり疲れるゲームではありますが、ミッションを達成して部隊が全員生還できたときの達成感はたまりませんね。