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学徒である主人公は士魂号というロボットみたいなもののパイロットとして、人類を滅ぼすべく突如現れた幻獣と戦っていきます。
熊本の軍事学校で仲間と共に様々な訓練を受け、1人前のパイロットとなっていく、という所まではよくあるゲームですが・・・
まず朝起きたら学校へ行きますが、学校へは自分で操作して行きます。その辺はバイオハザードみたいな感じです。
リアルタイムなので、ダラダラ歩いたり寄り道してたりしたら遅刻して教官に怒られます。
学校にはたくさんの仲間がいて、それぞれにパラメータが設定されています。
色んな話をしたりすることで友好を深めることができます。
ここで「提案コマンド」なるものが出てきます。主人公の意思表現です。
「気分はどう?」「一緒にご飯食べない?」「殴る」など、その種類はかなり多く、色んな人と仲良くなることで増えていきます。
同じ人とイチャイチャしてたらどんどん仲がよくなっていって、「親友関係」や「恋愛関係」などに発展したりします。
ここで「雰囲気システム」なるものが出てきます。
近くに教官や委員長がいると「真面目な雰囲気」、親友などがいると「明るい雰囲気」、恋人がいると「Hな雰囲気」などになります。
一応最前線なので学校生活と平行して幻獣と戦っていきます。
幻獣との戦いで無傷で帰還というのは難しく、どこかしら士魂号を負傷して戻ってきます。ここで整備士の登場です。
もちろん仕事をサボるクサレ整備士もいるので、そういうときは提案の「仕事しろ(指図)」で働かせます。言うことを聞くまで「殴る」を繰り返し、舎弟にしてしまうのもOK。
などと、ガンパレは非常に自由度の高いシュミレーションゲームです。
な〜んでも出来ます。その気になれば整備士になったり委員長になったりも出来ます。ネコと「Hな雰囲気」にだってなれます。
戦闘システムは戦略性が恐ろしく高く非常に複雑なので、説明しようとしたら莫大な文章になってしまいます・・・。
育成・出世・戦闘・恋愛と様々な要素を含んでいて、それぞれの内容も非常に充実しています。
シュミレーションゲームとしては秀逸ですので、かなりオススメです。
タイトル画面(クリックで画像拡大します) |
幻獣と呼ばれる侵略者と戦う学徒兵の一員として、戦闘と学園生活をどのように過ごしていくか、というシミュレーションゲームです。
とにかく、自由度が極めて高いです。
幻獣を倒す王道を歩むのはもちろん、戦闘に参加せず後方支援に徹するもよし、愛の伝道師に身を捧げてみたり、別に学校に通わなくてもOKです。
まさに登場人物の一人として、どんな生活を送るかあなた次第といった感じです。
まあ、詳しいことは公式ページを見ていただいて、ここではプレイした感想を中心に書いていきたいと思います。
軍の一員という設定は割と普通ですが、死ぬことを前提としたかのような団体、というのが非常に新鮮でした。授業で「日常の心構え」を説かれるので、嫌でも戦争状態にある事を植え付けられます。
侵略者と戦う戦争モノですが、理想に燃えて戦ったり、みんなを守る為でもなく、軍人なのだから戦う。学園モノでありながら、戦争に対してはシビアで、そのギャップも魅力の一つです。
だけど最後は、神話っぽいというか、SFっぽく「めでたし、めでたし」というラストで、それはそれで、ほっと出来て好きなんですけど。
で、やっぱり自由度が高く、やる事、と言うか出来ることが多く、それに対してのレスポンスがきちんとあるところが、やはり素晴らしいです。
出来ることが多く、取り扱い説明書も分厚いのですが、ゲーム中の授業で順だてて教えてくれるので、すんなりと遊ぶことが出来ます。
出来ることが多いと述べましたが、これをやらなければ、という事はないので、ある程度目標を持ってプレイしないと、漠然と毎日を過ごすことになります。まさに日常生活です。
一度プレイした後に、違う人生・役割を演じてみたくなりますが、2週目は声が付いたり、イベントが変わったり、チュートリアルも省略されて、遊びやすくなっており好印象です。
それと戦闘についてですが、あのしょぼい画面にこれほど奥深さがあるとは、といった感じです。操作するのは自機のみですので、敵や味方がどう動くかを予測しながらの戦闘で、とにかく奥が深いです。もちろん後方支援部隊の場合、戦闘には参加しません。
あと、この戦闘中の音楽が良いですね。特に「ガンパレードマーチ」はまさに戦意高揚歌。気持ちが入ります。歌詞も軍歌って感じで。
あ、この「ガンパレードマーチ」にしてもそうですが、細部までとても丁寧につくられており、テキストも多く、こういったゲームは遊んでいて嬉しくなります。テストプレイは大変だったんだろうなぁとか思ったりして。
戦闘に戻りますが、カットインされる「ライブ映像」もなかなかセンスがあっていいです。
っとまあ、個人的にかなりお勧めのゲームでして、気に入ったゲームでも、気になる点を挙げるようにしてますが、なかなか思いつきません。強いてあげるなら、二股・三股がかけ辛いって所でしょうか(笑)。すぐばれます。
あとは、女の子がもう少し可愛ければ…。まあ、これはやってくうちに愛着がわくので問題ないですが。
この作品は「攻略サイト」よりも、プレイ日記を扱うサイトが圧倒的に多い事からも、一人ひとり楽しみ方、過ごし方が違って、まさにもう一つの日常を味わうことが出来る、そんな感じじゃないでしょうか(言い過ぎ?)。
ちなみに私は「全ての女の子と仲良くなってやる!」っと意気込んだのですが、あっけなくばれて気まずい雰囲気に。関係修復に骨を折って、ポチッとリセット…。
こら〜、「もう一つの日常」とか言っときながら、リセットってどういうこと!?
【速水・岩田でランクS】
気まずい雰囲気。(クリックで画像拡大します) |