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かまいたちの夜2 ~監獄島のわらべ唄~ PS2


離島の別荘を購入できるほど(?)ヒットした、サウンドノベルの続編。導入部分の設定(前作とのつながり)は意表をついていて面白く、物語的にも重要になっています。
前作も綺麗でしたが、今作ではさらにグラフィックの質が上がっています。動きのある画面もあり、かなりいい感じです。

また、何と言っても、いつでも好きな場面からピンポイントで再読出来るのは凄いですね。フローチャートも便利で、ここまでサービスしていいのかってくらいです。

で、選択肢を選びながら、ひたすらテキストを読むゲームですので、ゲームの評価の殆ど全てが物語の出来如何で決まると思います。

正直言って微妙です。シナリオは数種類あるのですが、メインの推理物のトリックがどうも…。プレイ中は謎解きに非常に興奮するのですが、孤島とはいえ「何でもあり」的な所がちょっとなぁというのが正直なところです。
前作が綺麗に決まっていただけに、強引な気がしました。

その他のシナリオは何種類もありますが、メイン以外は「かまいたち」というよりも「弟切草」で、話としては上手く出来ていると思いますが、個人的にはあまり好きにはなれなかったですね。推理物を楽しみにしていたので。
夜寝るとき少しだけ(ほんの少しですよ!)怖かったですし(苦笑)。
個人的には、推理物のシナリオが複数欲しかったですが、それはわがままでしょうね。第一、一つのアドベンチャーゲームで複数のシナリオが用意されている時点で、かなりのサービスですから。

先に少し述べましたが、かなりの親切設計なので、結構容易にエンディングを読破できると思います。ただ、ハッピーエンドが圧倒的に少なく、人が死ぬケースが多いので(そういうゲームなんですけどね)、全てのエンディングを見ようと言う気力が湧いてこなかったですね。
官能篇を除いて。(笑)

各シナリオとも、お話的には良く出来ていますし、ボリュームもありますので、アドベンチャー好きの方にはお勧めできると思います。

PS.ゲーム中の「かまいたちの夜」がPSなのがちょっと寂しい…。

【プレイ時間12時間】

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