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客を拾って目的地まで届けるということだけを徹底的に昇華させたらカタチになったタクシーゲームの3作目です。
コースは西海岸とラスベガスとニューヨークの3種類です。
西海岸はコースが周になっていて、いかに早く回るかが重要になる走り屋のためのステージです。
ラスベガスはコースの起伏が激しく、その起伏を活かした大ジャンプやショートカットを使いこなすテクニックが必要なステージです。
ニューヨークは見通しの悪い道が入りこんでいて、道を覚えないとほとんど稼げないといった正にタクシーなステージです。
本編3ステージの他にミニゲームもかなりあります。基本的な操作はここで覚えるといった感じになっています。
クリアノルマは簡単ですがハイスコアノルマは高いため、上級者にとってもいい練習になります。
全てクリアするのは大変ですが、ここで諦めるようならクレイジータクシーを楽しみつくすことはできません。この程度はまだまだ甘いです。
本編を極めていくと、ハイスコアを出すのに1時間近くぶっ続けで爆走し続けるようになります。結構体力が必要なゲームかもしれません。
恐らくカーレース系ゲームの中でもダントツの疾走感を誇るクレイジータクシーですが操作は意外と簡単です。すぐ慣れます。
このゲームが楽しくなるのは操作に慣れて自由に走ることができるようになってから。エンディングは通過点にすぎません。
自由に走るためのテクニックも必要ですが、それ以上に道を知っていないと客を早く届けることはできませんしタクシーじゃありません。
エンディングを見られるスコアは5,000$ですが、クレイジーな楽しみを得られるようになるのは20,000$を超えたあたりからです。それからは止まれなくなります。
クレイジーな気分を盛り上げるBGMは、洋楽好きの人なら誰でも知ってる「BAD RELIGION」「THE OFFSPRING]をはじめとする有名なバンド。
BGMがステージの雰囲気、そしてクレイジータクシーの雰囲気にジャストミートしています。
Xboxになって大幅に密度が高くなったステージは最高です。ただちょっと客が少ないかも。スコアが60,000$くらいになると探さないといけなくなります。
BGMが完璧な選曲ですのであまり必要ではありませんが、Xbox本体に録音してある音楽をゲーム中に流せるようにできたら良かったかもしれません。