□■ top > ゲームレビューの殿堂 > か行 □■
リアルタイムシュミレーションゲームとアクションゲームを融合させた韓国産ゲームです。
基本的には人間と魔族の戦いっていうありふれたシナリオなんですが、途中から話の方向がどんどん変わっていき退屈しない展開になっています。
シナリオはそれぞれ立場の違う主人公で4本あります。シナリオによって難易度が違うのですが非常(非情)に難しいです。
軍団の指揮官として、本隊と複数の分隊に指示を出して戦います。
本隊も分隊も同じように操作できますので、忙しくはなりますが幅の広い戦略が可能です。
斥候を出して敵の様子を探るとか、なかなか他のシュミレーションゲームではできなかったことができて新鮮でした。
本隊が敵部隊と戦闘を始めるとプレイヤーは指揮官を操って敵を薙倒していくアクションモードになります。
アクションは三國無双みたいな感じですが指揮官の戦闘能力が微妙で、アクションに頼った指揮官一人の奮闘では戦況を覆せないバランスがいい感じです。
本隊が交戦中でも分隊の操作ができるため、本隊が戦っているところに騎兵部隊を突っ込ませたり弓兵部隊で矢の雨を降らせたりとド派手な乱戦になります。
戦闘で得た経験値を使って部隊をクラスチェンジさせたり、お金を使った武装の強化で部隊をパワーアップさせることもできます。
お金はかかりますが傭兵を雇ったりもでき、微妙に入ってるRPG要素もよくできていると思います。
シュミレーションだけでは局地戦を切り抜けられずアクションだけでは囲まれてボコボコ、経験値とお金も上手く使わないといけない。ホントに忙しいゲームです。
ゲーム内容はこんな感じですが、僕が一番気に入っているのはゲームの雰囲気です。
もともと漫画の「ベルセルク」とかの西洋チックな戦争モノが好きだったのですが、このゲームはその雰囲気を爆発させていると思います。
グラフィックや演出もいいんですが、声優さんの演技がすばらしいです。(鬼武者の金○武さんに見習ってもらいたいくらいです)
信頼する上官を魔族に殺された主人公が怒りで発狂したように叫びながら敵陣に斬り込むところなどかなり気分が盛り上がりました。
全体的にかなりいい感じだったのですが、たまに字幕がありえないくらい速く切り替わったり声が割れてたりと日本語版を作る際の手抜き加減が見えるのは残念でした。