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ファーレントゥーガ Windows


ポヨンさんのレビュー 投稿ありがとうございます

Windowsの戦略SRPG。公式対応は98〜XPで今のWindowsだと不具合も多いが、フリーなので一度やってみてほしい。
というのも、私はこの作品を20年弱プレイしており、プレイ時間は商業作品含めても間違いなくNo.1。ポヨンというHNは今作のキャラが由来だったり。
FEやスパロボのように一本のストーリーがあるのではなく、操作する陣営を選んで始める「国盗り」タイプ。
最初から入っているデフォルトシナリオ(デフォ)の他に、有志が作ったオリジナルシナリオ(オリシナ)もプレイ可能。
オリシナを紹介している「ドリルは漢のロマンだ」は近年(といっても4年前か)まで更新されており、実質的なポータルサイト。戦術もわかり易く解説されているので、最初はここに行くといいでしょう。

デフォのバランスは少々荒削りだが、各所にいる人材やドラゴン、人間が操作して活きるキャラなど、作品の魅力が詰まっています。
強化魔法が一体ずつにしかかけられないのは辛いですけどね。
オリシナでは「決戦〜それぞれの思い〜」と「オリゾンテ大陸」がお気に入り。
このレビューを書こうと思ったのも、ノーマークだった「オリゾンテ大陸」にハマったから。

今作が多数のフォロワー(オリシナ)を産んだのは、システムの完成度が高いからでしょう。
難易度を上げるとCPUはこちらより安い値段でユニットを雇用できるのですが、反面ユニットを育てるような賢さはありません。戦闘時においても、「壁の抜け」を的確に突いてくる嫌らしさはありますが、囮で戦闘態勢にすれば移動速度の差(飛兵と歩兵など)を考えず突っ込んでくるので各個撃破することが可能です。
要するにCPUの癖を覚えれば高い難易度でも対処可能なんですね。
こっちは一般ユニットを大量雇用する余裕はないので、一般ユニットを地道に育ててクラスチェンジさせることに重きを置きます。そしてクラスチェンジした一般ユニット+マスター&人材で攻略。
少数精鋭の味方ユニットvs大量雇用の敵ユニットと言う構図は、無双ゲームを彷彿とさせます。一般ユニットを育てる作業は地味で辛いですが、その後報われることが分かっているので、ちくちく遊べてしまうのです。
難易度の低い陣営(デフォのゴートVIII世など)は、一般ユニットが強かったりバランスよかったり、(一般ユニットを補佐する)人材が豊富だったりと、優遇されています。高難易度の陣営はその逆だったり、クラスチェンジさせても突き抜ける強さがないのでその後も綱渡りの戦術が求められます。

演出過多でないところもポイントで、簡素な戦闘や行間を読ませるストーリーなど、胃もたれしにくい作品となっています。スパロボやFEも最終的には戦闘アニメOFFにしちゃうでしょ?素材の味で勝負しているんですね。

今作をめぐる重要な視点に「商業と非商業」というのがあると思います。
「Phoenix Saga第6編」とされる今作には、続編を示唆する要素もありますが、結局出ることはありませんでした。
私がこのゲームを見つけた時作者は「(次は)RPGを作ります」といっていたものの、そのRPGも出ることはなく、大手ゲーム会社に勤めていることを後に知りました。
先程スパロボやFEを引き合いに出しましたが、最終的にOFFにするアニメーションのために買ってる側面あるじゃないですか。
それに一度買ったら一生遊べちゃう作品なんて、商業作品としてあってはいけないんです。フリーゲームなのに商業作品を超えるプレイ時間を誇る今作ですが、それはフリーゲームゆえなのかと思います。
そして、作者が大手ゲーム会社に行った理由もなんとなく分かります。
自分の色を出したければこういった個人制作が一番ですが、大手ゲーム会社でしか作れない最先端の作品に惹かれる部分もあるのだろうと。
ファーレントゥーガは未完成の作品で今となっては遊ぶのも難しくなりつつありますが、この作品のために中古のXPを確保しようと思う程度に、私はこの作品が好きです。

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