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物を動かす超能力を持つ青年を主人公にした、アクションアドベンチャー。
面白いですね。
離れた物を動かす事が出来るので、人が読んでいる新聞をふんだくったり、町の人を浮かせたり、色々とちょっかいを出せるのが楽しいです。
住人をゴミ置き場に落として、ゴミまみれにした時は笑っちゃいました。
こんなことまで出来るのかと。
そんなに何でもかんでも動かせる訳では無いんですが、それでも小ネタが一杯つまっていて、それを見つけていくのが楽しいですね。
木になっているブドウをNPCが取っていく場面は、なるほどと感心しました。
Wiiではトップクラスのグラフィックなのも、大きなポイントですね。
見栄えがいいと、動かしていて楽しいですからね。
各マップのエリアは決して広くはないのですが、開放感があるし、何よりオブジェクトをいじれるので、そこにいる一体感、没入感が感じられるのが大きいです。
展開上、行く必要がない場所でも、しっかりと特徴のあるエリアや固有の敵が配置されているなど、細かいところまで作ってあるのも嬉しいです。
オートセーブに対応しているのも、ゲームに集中出来て良いですね。
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また、随所にミニゲームが挿入され、飽きさせないように作られています。
全部で10種類以上は確実にあります。出来にはバラつきがありますけどね(苦笑)。
で、この「物を動かす力」を使って、戦闘や仕掛けを解いて進んでいきます。
戦闘はちょっと頭を使う必要があって、かなり楽しめました。
マップ上のオブジェクト(敵を含む)を浮かせて、敵にぶつけて倒すのですが、順番やどのオブジェクトを使うか考える必要があって、時間制限もシビアなので、試行錯誤しながら楽しめました。
戦闘に比べると、マップ上での仕掛けは大したことなかったですね。
ただ、展開上必要な部分はミニゲームでこなすことが多かったので、これでいいのかな、という気もします。
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さて、ここらで難点を挙げますと、ミニゲームをクリアしても、入手できるのがお金やゲーム内の実績/トロフィーばかりで、イマイチ達成感がないところですね。
せめて素材くらいは欲しかったです。(素材を使って合成したり、購入したアクセサリーで、攻撃力、守備力などがプラスされます)
お金を貰っても、いい素材やアクセサリーはあまり売っていないので、お金の使い道が無いんですよね…。
それと、ミニゲームの出来にバラつきがあると書きましたが、正直に言うと、面白くない方が多いかも…。
と言うか、操作が良く分からないのもチラホラ…。
ただ、トータルで見ると、イベントシーンのカッコよさ、ゲームへの没入感、アスレチック感はかなりのもので、満足度が高くてお気に入りの1本です。
あ、あと、エンディングがそっけないのがちょっとアレかな…。最後はやっぱり余韻に浸りたいのでね。
【ゲームクリアー】
イベント(クリックで画像拡大します) |