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戦闘シーン |
3DSで発売されたRPGの完全版。
無印版は未プレイなので比較はできません。
ターン制のバトルで、行動の前借り(ブレイブ)や後回し(デフォルト)が出来るのが特徴的です。
例えば、最初のターンに3回分前借りすれば、いきなり4回行動できますが、次の3ターンは何もできずに殴られるだけです。
後回しにしておけば、次のターンに2回行動したり、さらに後回しにすることも出来ます。ちなみに、後回しは防御も兼ねています。
ザコ敵相手には一気に前借りして1ターンでケリをつけたり、ボス戦ではじっくりと遊んだりと、メリハリがつくのが非常に良いですね。
もちろん、敵もブレイブとデフォルトを使用してきます。
また、FF5の様にジョブとアビリティを組み合わせて戦うので、この組み合わせと立ち回りとで、かなり工夫し甲斐があります。
特に、終盤の複数ボスを同時に相手にする場面や、『フォーザ・シークウェル』で追加された強敵配信で、色々と試しながら挑戦するのが楽しいです。
このブレイブとデフォルトのシステムのせいで、どうしても戦闘が長くなりがちですが、行動を2倍、4倍速で早送りできるので快適です。
…というか、早送りに慣れると、通常速度にはできませんね(笑)
村の復興&すれちがい発生。(クリックで画像拡大します) |
戦闘以外もかなり快適に作られています。
飛空艇をオートで操縦出来たり、マップ上にイベント発生の場所が表示されたり(非表示も可)、イベントをいつでも見直せたり、難易度やエンカウント率を変更出来たり、他にもたくさん、細かい点まで行き届いています。
エンカウントについては、遊ぶ前はユーザが変更できるのはどうかと思ってましたが、遊んでみるとレベル上げに便利だし、終盤にイベントを進めたい時はオフにしてサクサク進行できて助かりました。
終盤の展開はかったるく感じたので、このシステムが無いと印象が大分変わっていたはずです。
強敵配信&街でのひとコマ。(クリックで画像拡大します) |
他では、RPGですがフレンド機能を上手く使っているのも良いですね。
また、すれちがい通信で街を復興させる要素が楽しめました。たくさんすれちがうほど早く復興できるのですが、スリープ状態でも進行するので、最初は本編よりもこっちばっかりやってました。
3D表示は自然な感じで、3D感も程よく、常時3Dオンで遊びました。
音楽も良かったですね。
全体的に良い曲が多かったんですが、特にボス戦が良かったです。
ボス戦の音楽が良いと、それだけで気分が乗りますからね。重要な要素ですよね。
イベントビューワの説明。(クリックで画像拡大します) |
さて、ここらで不満点を挙げてみたいと思います。
何と言っても、終盤の展開がかったるい点です。
アドベンチャーゲームならともかく、RPGでこれはちょっと…。
イベントの水増し感がありありで、モチベーションが下がりました。
エンカウントをオフに出来たので良かったですが、これが無いとかなりイライラしたでしょうね。
図鑑もあります。(クリックで画像拡大します) |
これ以外では、
という感じでしょうか。
無印版の体験版を遊んだ時に、感触が良くなかったので軽視していましたが、予想に反してとても楽しめました。
久々に王道RPGを遊んだ気がします。
クラシカルな作りに今風の快適さを組み込んで、実に遊びやすいです。
コマンド式のRPG、特にFF5が好きだった方には是非ともお勧めしたい1本です。
【ゲームクリアー:隠しボス、配信強敵撃破】
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