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主人公のオリマーが、最大100匹ものピクミンに物を運ばせたり、敵と戦わせたりと指示を出すリアルタイムストラテジー。
30日以内に30個の宇宙船パーツを集めるのが目的で、これが意外とシビアな数字で、初回プレイ時は集まるかどうかヒヤヒヤしながら遊びました。
可愛い見かけやCMに似合わず、骨太なゲームです。
途中で敵に邪魔されたり、操作をミスったりするとかなりイラッとします(笑)。
ピクミンはパーツを運んでいる最中は敵と交戦出来ないので、見つかると一方的に食べられてしまいます。
パーツは15匹や30匹など、それぞれ持ち運ぶのに必要なピクミンの数が設定されています。食べられてこの数を下回るとパーツが置き去りになりますし、放置すると全滅してしまいす。
倒した敵はピクミンを増やす養分になるので、敵を倒す事も重要です。
ただ、敵を倒すのにもそれなりのピクミンの数が必要で、そればかりに一生懸命でも、今度はパーツを運ぶピクミンがいなくなります。
主人公から離れた場所にいるピクミンには指示を出せないので、あちこち移動しながら、どのピクミンに何をさせるか、命令の順番、通るルートなど、かなり戦略性が問われます。
ピクミンが食べられたり、溺れたり、置き去りにされると罪悪感を感じてしまいます。
ちょっとした成長要素もあり、とても駒とは思えません。
もちろんリアルタイムで進行するので、無駄なくミスなく進めるにはどうしたら良いのか、やり直しながら試行錯誤していくのがたまらなく楽しいです。
中毒性が高く、止め時が難しいです。徹夜して12時間ぶっ通しで遊んでしまった時には、さすがに自分自身に呆れましたが…。
かなり面白い作品ですが、ここらで難点を述べますと、まずはカメラ操作に癖があって、慣れるまでちょっとイライラしましたね。
あとは、ピクミンが狭い道から落ちないように誘導するのは、配列を大まかにしか指示できない事を逆手に取った意地悪な仕掛けで、かなりイラッと来ました。
急ぎながら正確な操作をするのがゲームの醍醐味である事は分かるんですが。
その他に気なった点としては、マップ表示の向きを固定して欲しかったのと、パーツを集めて宇宙船の機能がオープンする要素があっても良かったと思います。
パーツを拾うと説明文が表示されますが、ゲーム内では反映されませんので。
ただまあ、これをやると複雑で面倒になるかもしれませんね…。
初回プレイ時は、期間までに間に合うのか緊張感を楽しむことが出来て、二回目以降は記録を短縮する楽しみがあります。
また、1日にどれだけピクミンを増やせるかを競うチャレンジモードも用意されています。
30日という制限と、1日単位での制限の両面にマッチした絶妙なマップデザインで、サルの様にハマる可能性がある面白いゲームです。
ま、私は最高記録21日というヒヨッ子なんですけどね。もうちょい何とかしないと!
【ゲームクリアー】
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