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プリンセスクラウン PSP


セガサターンで発売されたアクションRPGをPSPに移植。
サターン版は未プレイなので比較はできません。

まず、PS2「オーディンスフィア」との共通点があまりに多くて驚きました。
ディレクターが同じみたいですが、正直言って「ここまで似ているのはどうなの?」と思いました。まあ、こっちの方が先なんですけどね。

さて、ゲームの中身は横方向に移動して、敵とエンカウントすると1対1の戦闘に移行するアクションで、町やレベルアップ、お供キャラの強化など、RPG的要素も取り入れています。
クリアまで20時間を要して、結構なボリュームがありました。

ただ、ゲームそのものはかなり単調ですね。
アクションは動きがもっさりしていて、爽快感に欠けます。
また、戦闘から逃げることが出来ないので、長いダンジョンでは特に面倒に感じます。
ダンジョンの作り自体も面白みがないので、マップを見て長いとテンションが下がりました。
普通はダンジョンでの宝箱回収も楽しみの一つなんですが、このゲームは宝箱に貴重な物が入っていないし、アイテムがすぐに持ちきれくなるので、回収する気がしませんでした。
移動も横に進むのみで、戦闘以外でアクション要素を要求されません。
また、細かいとこですが、マップや気配察知の文字表示が英語で分かりづらいです。それに、ロードの度に本を開く演出はメンドイです。
雰囲気重視でユーザーの方をあまり向いていない感じがしました。

ゲームとしてはアピールポイントに欠けますが、ビジュアル面では魅力的なものがあります。
何と言っても、キャラの表情、仕草が豊富です。
主人公のグラドリエルをはじめとした、キャラの所作が可愛らしく、生き生きとしています。
敵キャラのアニメーションも良いですし、町の人がこちらと話す際に目線や表情が変化したりして、キャラクタに愛情を注いで作られている事を感じます。
個人的には、酒場のお姉さんが歩く際、かすかに胸が揺れる所がお気に入りです。
動き過ぎないところがポイントです!

さて、このゲームの見所はビジュアル面のみと言ってしまっても良いかと思います。
お話もそれなりに楽しめましたが、「このキャラあってこそ」でしょうからね。
スクリーンショット等を見て、画面が気に入ったら、それなりに楽しめるかと思います。
そうは思わなかった方は、スルーして良いゲームだと思います。

【ゲームクリアー】

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