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ポポロクロイス物語2 PS


ポポロ1,ポポローグに続くシリーズ第三弾です。
お話的にはしっかり繋がっていますが、やっていなくとも影響はありません。私は前二作を遊んでいましたが、登場人物くらいしか覚えていませんでした。それでも問題なかったですし。
前二作のおみやげを持ち越せるので、その方が見栄えが良いことは確かです。私はデータを消しちゃってましたけど…

さて、内容の方ですが、CD3枚組で「こりゃボリューム満点だ」と思いましたが、20時間掛からずにクリアとなりました。かなりしゃべるので、この分で容量をくっていたのでしょう。

このゲームは街やキャラクターの動きに非常にこだわって作られています。
町並みなど、一つひとつの街に特徴があるのはもちろん、施設の内装や家の中の置物など、細かい部分に一生懸命、楽しくやっている感じがするのがなんか嬉しくやってきます。
あと、街を立体的に表現したのって、このシリーズが最初なんですかね。
まあ、いろいろと街に詰め込んでいるので、無駄にだだっ広い感じもしなくもないんですけどね。

あと、キャラクターの見せる仕草は職人芸といった感じです。
動きのパターンが多いことももちろんですが、キャラクターそれぞれの心情をしっかりと描写している細かさに嬉しくなってきます。
勇気の神殿でナルシア・ジルバ・レオナが白騎士を心配するシーンを一例に挙げてみると、3人とも一斉に驚きの表情を見せた後、ジルバがすぐにけろっと普段通りに戻るのに対して、レオナが見ていられない、といった様子から白騎士の台詞の後、彼を信頼したような顔つきに変化し、ナルシアはずっと心配そうな表情を崩しません。それぞれの性格をとてもよく表しており、とても丁寧つくりです。

こういった小さな事ってとっても大切だと思いますし、ゲーム的には非常にオーソドックスなこのシリーズの人気の一つになっていると思います。

さて、ここで少し気になった点を述べますと、まずエンカウント率が高いということです。とにかく高いです。戦闘への切り替えがないのでストレスはありませんし、MP回復アイテムも安価で大量にもてるので苦しくなることはないですが、高いです。
私は、戦闘の指示を初めは全員に出していましたが、そのうちピエトロだけになり、最後は全員オートで、指示を出すのはボス戦だけになってしまいました。

全オートの時は、何の為にこのゲームをやっているんだろう、と思ったりもしました。
それに、コンピュータの思考がよろしくないのもちょっと。メラミで十分なケースでメラゾーマだったり、なかなか回復をしなかったり。

まあ、ボリュームが少ないので、これでごまかしたってのもあったのかもしれません。

あとは、これだけ魅力的なキャラクターがいるのですからもっと入れ替えをしやすくして欲しかったですね。鬼面童子の存在意義についてもどうなのって感じもしますが。
【ゲームクリアー】

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