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BUSIN〜Wizardry Alternative〜 PS2


タイトル画面。
タイトル画面。(クリックで画像拡大します)

アトラスが放つ久々の3DダンジョンRPGは「ウィザードリィ」でした。
一見さんお断りといった感じのWIZをメガテンと調和させ、かなりとっつきやすくなっています。
私はまともにウィザードリィやったことがないのですが、メガテンに近い感じといえると思います。
ですので、スーファミのメガテンが好きだったけど、PS以降のはちょっとなぁという人にはぴったりのシンプルな3DダンジョンRPGです。

ゲーム自体もシンプルで、イベントも静止画とテキストのみの時代に逆行した演出です。
しかし、ストーリーがしっかりしているので、その少ない情報量がプレイヤーの想像力をものすごく掻き立てます。
私自身、最近のゲームはその演出をあくまで傍観し、受動的にプレイしてることが多かったのですが、この作品に関しては、積極的に思考することになり、「やられた」という気持ちです。

そしてやはり、3Dならではの閉塞感、ロスト(キャラの喪失)への不安が常に付きまとい、ドキドキ感を持ってプレイできるのも利点です。
あと一階降りられるかどうか、その見極め、宿屋に泊まってレベルアップのWIZシステムがこんなにも優れた物だったとは思いもしませんでした。

また、音楽もかなり良いです。
私の中では、FF7以来の衝撃です。まず、オープニングデモの曲に惹きつけられ、ゲーム中に何度か流れる歌に吸い込まれて行きました。また、ザコ敵との戦闘音楽も複数あり、音楽、そして効果音にかなり好印象です。
効果音について述べましたが、今作は、ダンジョン内で敵のシルエットが見え、それと接触することによって戦闘になります。平たく言うと「ロマサガ」式です。
で、敵が近づいて来ると足音が近くなり、歩いているときと走っているときの音も違います。普段はそれが当たり前なのですが、足音が聞こえなくなる罠にかかったときに、本当にそのありがたみが分かると同時に、優れたシステムだなぁと感じました。

ただ、戦闘開始までのロードが若干長いのと、自キャラが強くなったときに、弱い敵がうようよと見えても邪魔なだけなので、トヘロスが欲しかったところです。

戦闘で付け加えると、敵の動きが結構気持ち悪いです。これはかなり雰囲気が出てて良いと思います。

少し前後しますが、気になる点を述べますと、キャラクターのHP表示が若干見づらいのは頂けませんね。
あと、私自身、かなりこのゲームに入り込んでいたので、エンディングが結構そっけなかったのは少し寂しかったです。まあ、でも、これはこれで良いのかなぁという気もします。

とにかく、RPGが好きだという方には自信を持ってお勧め出来ます。
【ゲームクリアー】

イベント。
イベント。(クリックで画像拡大します)

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