ファイナルファンタジーⅩ　PS2

タイトル画面。（クリックで画像拡大します）

プレステ２で初めてのファイナルファンタジーです。
取り合えずやっぱり、グラフィックをはじめとする見せ方がとっても凄いです。
私自身、PS2でグラフィックの良いゲームを他に遊んだことがないので、本当は比較が出来ないのかもしれません。
が、雑誌等で見た、他のRPGのどれよりも美しいグラフィックでした。
とりわけ、ムービー以外、つまり通常の画面で、ポリッと感を全く感じさせないのはさすがです。
また、カメラワークもとても洗練されていて、臨場感のあるシーンを次から次へと見せてくれます。
グラフィック関連で強いて言うのなら、ムービーのときに、肌の質感がのっぺりして、顔も腕もどの部分も同じ質感に感じるくらいでしょうか。

ストーリーについては、キャラクターに関して意外性があるものの、平坦な感じで、その分わかり易い物になっています。
主人公が舞台となる世界に迷い込んできたという設定なので、彼と共に徐々にその世界の住人になっていける点は良いと思います。

システム面でもいつも通り大幅な変更があります。
少し例をあげてみると、まず、今作は戦闘中にキャラクターを入れ替えることが出来るので、従来のアクティブターンバトルが廃止され、行動順が画面に表示されるようになり、戦闘は易しくなった印象です。
次にスフィア盤による成長ですが、これは通常に遊んでいる分には、それ程気にすることはありません。気にするのはスフィア盤を一周する位やりこんでいる時に「効率よく回るには」と考えるくらいです。
やりこみについて話を続けると、今作はモンスター育成所での戦闘が、かなりやりこまないと手も足も出ません。
話をシステムの変更に戻しますが、今回は武器・防具に攻撃力・守備力がありません。
武器を装備することによって属性やステータスアップの効果があるのですが、はじめはかなり戸惑いました。
もちろん、武器を改造することが出来るので、オリジナルの武器を作ることが出来ます。
ただ、改造するためには、先に述べたモンスター育成所で入手するアイテムが必要となることが多いので、どっちにしてもやりこみが必要です。
また、通常でも最強クラスの武器が手に入るのですが、FF特有のミニゲームをクリアしなければなりません。
いつも思うのですが、FFのミニゲームって、つまらないのに難しいです。今迄でまともだと思うのは、７のスノボー位なのですが、どうでしょう。
ミニゲーム下手な私は、最強クラスの武器は揃いませんでした…
こういうのをミニゲームで得られるようにするのってどうかと思うのですが…

とまあ、いろいろと述べてきましたが、これは遊び終わって結構時間が経ち、このゲームを距離をおいて見られるからです。
初めて遊んだときは、ただひたすら。「すげー」だけでした。
どんどん引き込まれていって、ゲームを「している」というより、「吸い込まれている」といった感触で、止め時がわかりませんでした。

この１０で、ファイナルファンタジーの目指していたものは、ある程度到達できたのではないかと思います。
だからこそ、映画やオンラインといった別の方向に進もうとしたのだと思います。それらについてはここで語ることではありませんが。

PS2をお持ちで未プレイの方、是非一度は体験してみることをお勧めします。
【ゲームクリアー】

戦闘。（クリックで画像拡大します）