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肩書きの説明なんていらないくらいの超メジャーゲームの最新作です。
ずいぶん前にもうGC版で出ているゲームですし、今回は他の同系統ゲームと比較した感じをレビューにしたいと思います。
と言うのはこのバイオハザード4は全ての要素が中途半端なんです。
まずは操作性。
固定カメラからビハインドカメラになり、銃を撃つときは照準を細かく調整することができるようになっています。
要するにTPSっぽい操作なんですが普通のTPSと大きく違うのは、平行移動ができないことと歩きながら撃てないこと。
普通のTPSゲームに比べて自由な動きができず、さらに歩き撃ちができないため戦闘のテンポが非常に悪いです。
もういっそ完全なTPS操作にしてしまったほうが良かったと思います。
また、敵がゾンビから人間になりましたが、生身の人間なのにゾンビと同じくらい撃たれ強く、動きもゾンビと大して変わらないです。
人間なんだから少しは知能的な動きをしてほしかったです。普通のTPSゲームに比べてAIが弱すぎます。
そのくせ即死イベントが多くてストレスが溜まります。
次にストーリー。
よく分からない村に拉致された女の子をよく分からない敵から助け出してたらよく分からない組織の影がチラチラ見え隠れ。
恐怖感を煽るような演出も無く、ストーリーは論理的・常識的に考えてよく分からないというだけで特に捻りとかは無いです。
これならアクションをウリにしているその辺のアクションゲームのほうがまだいいです。
今作はこれまでと違ったバイオに挑戦しているみたいですが、結局全部中途半端になってしまっていると思います。
せめてゴーストリコンのリアル指向、サイレントヒルの恐怖演出、メタルギアソリッドやスプリンターセルの隠密潜入のような一点張りの一撃必殺要素があれば良かったのですが。