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GB版「不思議のダンジョン 風来のシレンGB2 砂漠の魔城」をDSでリメイク。
GB版は未プレイなので、比較は出来ません。
いつものシレンですね。
このジリジリとした感覚、DSにべっとりと汗が付いてこそシレンです。
今回は持ち帰りの巻物(手持ちのアイテムを所持した状態で町に戻れる)があるので、アイテム収集はやり易いです。
ただ、この事と装備の強化限界が絶妙な事も相まって、DS1と比べて敵が強くなった印象です。
ですから、杖や巻物などのアイテムの重要性が高まったと言え、持ち込みなしダンジョンの難易度が上がった感じですね。
十分面白いんですが、DS1からマイナーバージョンアップといった印象が強く、「ここが新しい!」と言った明確なアピールポイントが薄いのは否めません。
これはこの作品に限らず、シリーズ共通の課題でありますが。
そう考えると、「シレン3」で変化をつけたかった気持ちは分かります。
さて、気になった点をひとつ述べると、一度ロストすると、二度と入手不可(と思われる)アイテムがあるのはどうかと思います。
このシリーズはアイテムを失ってナンボのゲームですので。
アイテムを鍛えていく過程が楽しく、だからこそ失った時の喪失感が大きい訳です。
そこで再度アイテムを作り上げる中で、かつてのピースが揃わないと知ると、やる気が萎える事に直結しかねません。
ただ、内容的には質の高いものに仕上がっていますので、ファンは十分楽しめると思います。
また、チュートリアルがあり、段階的にダンジョンの難易度が上がっていきますので、初心者にもやり易いでしょう。
それこそ、「シレン3」よりよっぽど…。
【全ダンジョンクリアー】