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A列車で行こう3D 3DS


カッコイイ 777
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鉄道会社の社長となって、街を発展させていくシミュレーションゲーム。

このシリーズは初体験なので、比較はできません。
簡単に言えば『シムシティ』ですね。まあ、こちらもSFC版しかやってませんが(苦笑)

『シムシティ』の市長に対して、こちらは鉄道会社の社長なので、鉄道を敷くことで街を発展させます。
もっと言うと、電車を走らせて人の流れを作っていきます。
人が多いところに駅を作れば発展しやすいし、そうした駅に大きな施設を作ればさらに駅の利用者が増え、この駅を基盤に路線を作る事で全体が発展していきます。

人の流れと共に大事なのが資材です。
資材が無いと、建物が建ちません。
マップ内の工場で生産したり、隣町から運搬した資材を発展させたい場所の近くに置くことで、初めて建物が建つようになります。
ちなみに、建物は他社(CPU)も建てますので、街の発展を全てプレイヤーが取り仕切る訳ではありません。
(あらかじめ土地を買収したり、他社物件を購入することで配置し直す事も出来ます。)

正直言って、始めは資材が無いと建物が建たないのは面倒だと思いました。
ですが、慣れてくると、どこで資材を調達して、どう運んでくるか、人の流れと同様に資材の流れを考えて街の発展をイメージするのが楽しくなります。

そう、イメージなんです。
マップを初めて見た時に、「ここに線路を作って、ここをつなげて幹線を作って、ここに〇〇を建てて…」と完成図を予想して、それに沿って開発を進めていくのが楽しいです。
もちろん、失敗することもありますが、成功したときの開発が加速して「スイッチが入った感覚」は何とも言えない快感です。
この加速感はCPUが開発に参加しているからこそ、味わえるものですね。
建物が立った時の効果音が途切れないのは、本当に気持ちが良いです。

ちなみに、各シナリオ(ステージ)毎に、人口〇万人、産業比率〇%、資材関連利益〇億円といったクリア条件が設定されているので、単に街を発展させるだけでは、クリアできるとは限らないんですけどね(苦笑)
クリアまでの猶予期間もシビアでやり応えがあります。

こうしてステージごとにクリア条件が違っているので、メリハリがついています。
また、それぞれ昭和中盤から平成までの時代が設定されていて、時代によって物価や建物が違い、攻略法も違ってきます。
時代に即した小話が挿入されるのも、いい息抜きになっています。

イベント 町並み
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出来ることが多く、覚えることも多いので、実にシナリオ3つ分もチュートリアルがあります。
そこで丁寧に教えてくれるので、ゲームの流れを掴むことが出来ますが、さすが一気に覚えきれません。
このゲームの一番のマイナスポイントが、チュートリアルをいつでも確認できない事ですね。
路面電車や地下鉄の敷き方はゲーム内の説明では全く分かりません。というか、最初に教えてもらっても、実際に使うのはかなり後になってからですから、覚えてませんよ。
複雑で覚えることが多いゲームだけに、なんとかして欲しかったです。

あとは、このゲーム独特の攻略法を知らないと厳しいのもマイナスですね。
産業比率を調整するために、育った産業をさらに伸ばして他の産業の相対比率を下げるなんて、普通思いつきませんよ。

さて、出来る事がかなり多いゲームですが、やらなくても問題ない事も結構あります。
電車をデザインしたり、ダイヤを細かく設定して、営業時間が終わったら自動的に車庫に戻したりもできます。
もちろん、きちんとダイヤ管理した方が利益につながりますが、そこまでやらなくてもいいアバウトさがあるのは良いですね。
凝った事をしようと思えば、いくらでもできますが、凝らなくても全く問題ありません。

その他細かいことを箇条書きで述べると、

覚えることが多くて、とっつきやすいとは言えませんが、ゲームの仕様が分かってくるとかなりハマります。
1日10時間以上ぶっ続けで遊ぶ事もザラでした。

各シナリオのクリア条件を満たした後も継続して、延々と街を発展させる事が出来ますし、自分でマップやシナリオを作って、それを配信することも出来ます。
ホントに出来る事が多くて、どっぷり遊べる作品です。

【全シナリオクリアー:チュートリアル以外は難易度普通】

3Dギャラリー 3Dギャラリーその2
3Dギャラリー。(クリックで画像拡大します)

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