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Another Time Another Leaf(アナザータイム アナザーリーフ) 鏡の中の探偵 DS


最愛の母を亡くし、失意の高校一年生・楓。ふと、形見の手鏡を覗くと、そこにはもう一人の私が…。
楓が「もう一人の私」である朱葉と協力して事件を解決に導くアドベンチャーゲーム。

「ルクス・ペイン」のキラウェア制作で、キャラデザで良い人を見つけてきたり、移動画面など、らしさを感じます。

が、正直言って、面白さを感じませんでした。

全12話あり、それぞれ証拠を集めて、最後に検証(推理)というのが基本的な流れです。
で、一番盛り上がるはずの検証パートが、総当り式でペナルティもなく、盛り上がりません…。
一応、各エピソード毎にプレイ評価が出るのですが、評価の基準が良く分からないので、評価を上げようって気になりませんでした。

推理で間違った部分があってもクリアできてしまうのも良くないですね。
これだと、頑張って考える意欲が湧きません。
プレイ評価よりも、単純に完璧に推理しないとアウトで良かったと思います。
…と言うか、普通そうですよね。
推理ゲームで結論を間違えたままクリアしちゃうとか、ゲームとしてどうかと…。

あと、話自体が盛り上がらないのも大きな問題です。
中学生日記みたいな話ばかりで、「別にどうでもいいです。」って感じで検証になってもモチベーションが上がりません。

終盤に無理やり盛り上げようとして「朱葉が消滅しちゃう!?」とかなっても、「え?そんなルールあったっけ?」って感じで、他にも色々と粗ばかりが目についてしまいます。

キャラデザはいい感じだし、主人公2人の掛け合いは楽しいし、遊んでいくと各キャラに愛着が沸いてくるんですけどね。
カグラとか山田先生とか。

学園モノに特化して、登場人物を減らした方が良かったと思います。
相手役の男子生徒に見せ場が殆ど無かったし、「逆転裁判」の御剣みたいな先生ももっと上手く使えたはずです。
それとやっぱり、カグラをもっと有効活用しないと。

この登場人物でもっともっと面白いものが出来るはずなので、もし続編が出たら期待したいです。

ただ、作品の出来自体は「ルクス・ペイン」より明らかに下だし、実現する可能性はほぼ無いでしょうね…。

【ゲームクリア:A評価】

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