□■ top > ゲームレビューの殿堂 > あ行 □■
女性探偵を主人公にしたテキストアドベンチャーゲーム。
PSPを縦持ちする操作方法が特徴的ですが、ハッキリ言って腕が疲れます。
人物の注目点をアナログスティックで探す作業で、キーの反応が良すぎて上手く操作出来ない事が少なくなく、疲労感が増します。
縦持ちありきの企画で、縦持ちの利点を提案できないまま発売してしまった印象です。
腕が疲れるし、序盤の展開が退屈な事もあって、何度止めようかと思った事か…。
ただ、後半はお話が盛り上がって来て、あまり気にならなくなりました。
ストーリーについて触れますと、序盤は浮気とか男女関係のもつればかりで、地味で昼ドラみたいです。
話自体も退屈です。
ただ、退屈ではありますが、各話の決着をつける場面では、ゲームキャラとはいえ、その人の人となりがにじみ出ていて見所がありました。
また、後半まで進めば話が大きくなって、序盤の人物が要所で絡んできたりして面白くなってきます。
大きくなりすぎでちょっと面食らいますけどね。「いきなりそんな展開?」って感じで。
あと、最後のまとめ方が強引でしたね。
その他グラフィックやサウンド等、個々の要素は可もなく不可もなくって感じでしょうか。
探偵モノの割には、推理する場面が少ないのがもったいないですが、全体的にはまずまずといった所です。
終盤はかなり盛り上がってくるだけに、序盤から興味を惹く展開だったら意外な掘り出し物になったんですけどね。
惜しいです。
【ゲームクリアー】