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水墨画の様なグラフィックや、画面上に線を引くことで効果が現れる「筆しらべ」が特徴的なアクションアドベンチャー。
上記2点のインパクトが強い為にイロモノっぽい感じもしていましたが、とんでもない!!
これは「クローバースタジオ版ゼルダ」です。
とにかく、筆しらべで岩を一閃したり、花を咲かせたり、風を起こしたりする等の楽しさといったら!!
もちろん、戦闘でも筆しらべを駆使します。
この筆しらべのエフェクトが世界観にマッチしていて、他のゲームでは味わえない体験と言えるでしょう。
筆しらべのシステムは、手間が掛からないのも大きなポイントです。
例えば「ゼルダ」でも新たな道具を入手するたびに行動範囲が広がり、箱庭が狭く感じる様に出来ていますが、どうしても装備を切り替える一手間が掛かります。
ですが、筆しらべなら今までと違う線を引けば良いだけです。
ゲームにおけるメニューを開く行為はどうしても流れを止めてしまいますが、この作品はその頻度が少なくて済みます。
だからこそ、ゲームの世界に没入でき、より一層「この世界を走り回りたい!」と思えるのです。
また、この作品は物語、演出も優れています。
キャラに魅力がたっぷりで、生き生きとした彼らが織り成すストーリー、テキストが秀逸です。
最後は思わずグッと来てしまいました。
特に主人公に同行するエロガキぶりが素敵です。
彼がいなかったら、物語の楽しさは半減していたでしょう。
エンディングで流れる主題歌も作品に合っています。
アクションの難易度は高くないので、苦手な方にも是非ともオススメしたい作品です。
この作品と出会えたことに感謝します。
【ゲームクリアー】
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