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無実の罪で逮捕された主人公。担当弁護士と協力して、起訴されるまでの23日間に潔白を証明せよ!…といったお話のアドベンチャーゲーム。
弁護士が現場等を調査する調査パートと、調査で得た証拠を元に警察の尋問を切り返す尋問パートに分かれています。
簡単に言うと、「逆転裁判」の裁判が尋問になった感じです。
ただ、「逆転裁判」の様ないかにもゲーム的な人物は登場しませんので、2時間ドラマの様な現実っぽく、そして地味な話になっています。
身も蓋もない事を言ってしまうと、留置所で捜査・推理するいう設定に無理があります。
刑事も真犯人が別にいると感づいているのに、被疑者である主人公が真犯人を見つけないと起訴されるとか有り得ません。
ストーリーでも狭い人間関係で都合よく色々起こりすぎたり、主人公と弁護士の関係であったり、こちらも突っ込みたくなる部分が散見されます。
私はゲームのストーリーは重視しないのですが、アドベンチャーゲームはストーリーが命ですからね…。
システム面でも、ゲームオーバーになると初めからやり直しになったり、複数エンディングがありますがフローチャートが無いので、やはり初めからやり直さないといけなかったり…。
エンディングに分岐があっても、ストーリーが変わる訳ではないので、やり直すのは面倒ですよね。
既読スキップ機能はありますけども…。
留置所での生活が分かるのが新鮮ですが、役に立っても困りますからね。
尋問に常に答えられるとは限らないので、黙秘を上手く使いながらというのは新しいですし、次回作が出たら期待したいです。
【ゲームクリアー:エンディング№1「Congratulations!」】