鬼武者　PS2

PS2で進化した、カプコン得意のアクションアドベンチャー。逃げが肝心のバイオシリーズに対して、バッサバッサと敵をなで斬る爽快感が魅力の一つです。
PS2初期の作品ですが、グラフィックのクオリティは今でもかなり良い感じじゃないでしょうか。(2003年11月現在)

背景が美しく、しかも多彩で、手が込んでいるなぁと感じさせます。また、キャラクターもゲームっぽく美化され過ぎずに、なんとなく親近感が沸く感じです。
ただ、アイテム等が背景に同化して見づらい所もあります。慣れれば何とかなるかなぁと言うレベルですし、目立たせると違和感が出てしまうかなぁという気もして、なんとも微妙ですが。

操作に最初はちょっと違和感がありましたが、複雑ではないしすぐ慣れました。多分バイオとかやってる人は、問題ないのでは無いでしょうか。そんなに瞬時のキー操作を要求される場面も無いですし。

私はアクションは苦手な人なんですけど、頑張れば何とかなるレベルですね。難易度は。
で、バランスが絶妙です。
私はRPGでも何でも、体力が満タンでないと不安になってしまうタイプなのですが、この作品、体力ゲージが少ないときは回復魂が出易いけど、中途半端にあるときはあまり出ず、そのため体力の値を常に気にしながらのプレイで、非常に緊張感をもって遊ぶことが出来ました。

クリア後のちょっとした楽しみもあるし、アクションが得意な人にも、遊び応えがあるのではないでしょうか。で、そのクリア後にすぐ、鬼武者2のプロモーションが見られるのには驚きました。

ちょっと気になった点を挙げますと、金城武の演技が固いですね。彼はいつもあんな感じですが。
あとは、ちょっとパズル的要素が強いのもどうかなぁと。このゲームを買う時って、やっぱりアクションを期待する訳で。
宝箱を開けるときに数字合わせしたりするのは、正直、かったるい…。

【難易度易しい：クリアー】