SSX3　PS2

爽快感抜群のクレイジーなスノボーレースゲームです。

100キロを超えるスピード、底の木が小さく見えるような高さの崖からのスーパーダイブ、さらに人間離れしすぎたトリック。
リアル指向のゲームでは絶対に体験できない、ありえないアクションができます。

舞台となる山がスッポリと入っていますので、山の頂上から麓の街まで一気に滑り降りることも可能です。
山には3つのピークがあり、各ピークにはバックカントリーと各種イベントコースがあります。
バックカントリーでは人の手の加えられていない自然の中を滑ることになります。猛吹雪で視界が悪くなったり、いきなり雪崩が起きることも。
バックカントリーを滑り下りると各種イベントコースを示す看板が見えてきて、やりたいイベントの方に滑っていきます。滑って行くのが面倒になってもワープできますので楽チンです。

イベントにはタイムを競うものやトリックによるスコアを競うものなどがあります。
レースイベントは純粋なレースで、トリックをメイクしてブーストメーターを溜めたりライバルを殴って転倒させたりすること以外は普通のレースです。コースやスピードは半端じゃ無いですけどね。
トリックイベントにはスロープを使ったものや多くの坂を使ったもの、ハーフパイプを使ったものがあります。スーパージャンプを繰り返して高難易度トリックを連発します。

また、バックカントリーや各イベントコースを自由に滑れるフリーライディングモードもあります。 フリーライディングモードでチャレンジできるビッグチャレンジもあり、お小遣い程度ですが稼ぐことも出来ます。

トリックは主にジャンプ中にメイクします。
縦横の回転を組み合わせた斜めひねり回転は基本中の基本で、ボードの上で踊ったり腹筋したり、挙句の果てにはボードを投げて自分の周りでグルグル回したりします。とっても馬鹿です。
コース中にあるスロープや倒れた木の上をボードでスライドすることもでき、さらにここでもトリックをメイクできます。雑巾をかけるようにボードを押したり逆立ちしたり。やっぱり馬鹿です。

イベントをクリアして獲得した賞金でキャラを成長させたり、コスチュームやトリックを購入することができます。
コスチュームも部位も種類もやたらと多く、ただでさえ10人くらいキャラがいるのに・・・という感じです。コンプは大変です。

最初に15秒前の読み込み後は、山の頂上から麓まで3つのピークを一気に滑り降りても途中のロードがありません。まれに一瞬音楽が切れますが全く気にならない範囲です。
ヘルプ機能も充実していてとても遊びやすいです。その分、取扱説明書の説明が適当になってるような気がしないでもないです。
洋ゲーならではの細かいルール設定やコレクションを一気に解除できるチートコードなどもありますが、洋ゲーなだけにキャラはとっつきにくいです。日本人キャラは女の子が1人いますけど・・・。

簡単に言うとクレイジータクシーみたいなスノボーゲームですね。背景や音楽はリアルでカッコイイのに内容はしっかり作られた馬鹿。
賛否両論ありますが僕は前作よりもいい出来だと思います。BESTでも出てますし、常識の限界を突破してしまったスノボーゲームならコレです。