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個性的過ぎるキャラクタや、制作発表会での100万本宣言など、発売前から話題性だけは抜群だったWii初のRPG。
ドラクエのリメイクなどを担当したアルテピアッツァが開発しているだけに、どことなくドラクエっぽさが漂います。
さて、肝心の中身ですが、ゲームを始めていきなり萎えます。
とにかく、町が広くて、構造が複雑です。
序盤からお使い全開ですが、そのお使いするにしても、迷いまくってたどり着けません。
町ごとに特徴を出して、あえて広くして色々作り込んでいるのは分かりますが、やりすぎです。
カメラが近くて全体が把握しづらい事、(下記2つはクラシックコントローラで解消出来ますが)ヌンチャク操作で移動の反応が良すぎる事、視点の回転が不便な事も重なって、移動のイライラに投げ出したくもなります。
アルテピアッツァは堀井雄二の下で何を学んでいたのか、と言いたくなりました。
ただ、そこを耐えると、結構面白くなってきます。
特に戦闘が面白いですね。
ヌンチャクを弾いた方向によって攻撃の軌道が変わるのですが、盾を持った敵には横からボンボン(オプーナの頭についてる球体)を飛ばすとか、周囲の敵を巻き込んで攻撃する等、見掛けに似合わず、戦略性を問われます。
また、リアルタイムなので緊迫感があり、結構全滅させられました。
また、テキストが良いです。豊富だし、内容もしっかりしています。
さすがアルテピアッツァ。堀井雄二の下できっちり学んでいたな、と言いたくなります。
音楽も後半良い感じになってきますね。
ただ、物語が進んで、面白くなってきた所ですぐに終わってしまい、物足りなさを感じました。
横道が豊富なので、その分を本編に回して欲しかったですね。
ゲームの中身はなかなかお勧め出来ます。
ただ、町の構造が悪いので、3Dが苦手な人は止めておいた方が良いかと思います。
【ゲームクリアー】
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