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ゼルダの伝説 神々のトライフォース

アクション      1991年11月21日発売   任天堂


This is the game.

スーパーファミコン発売からわずか一年でこのゲームと出会えたことは、果たして幸せだったのか、それとも…。

いわゆる箱庭世界を表現した、2次元アクションRPGです。仕掛け満載のダンジョンに、表裏一体の世界を行ったり来たりして、とにかくやることが多いです。
新たなアイテムを手に入れることによって、徐々に行動範囲が広がり、それがキャラの成長にもつながるので自然と隅々まで探索してしまいます。世界もそんなに広くないので「このアイテムがあれば、あそこに行けるんじゃ…」と感じやすくなってます。
あちこち回るので、風のタクトのフィギュア集めの様な、プレイヤーの自己満足の為だけの収集要素があったら完璧でしたね。(この時期にさすがに無理ですけど)

操作的にも、使うボタンが少なくて操作しやすいです。特に、LRボタンにアクションを配しなかった点を評価したいです。難易度的には、特別アクションが難しいということはありません。(それでも後半は結構きついかも)
が、謎解きに詰まると止まってしまうかもしれません。基本的には手持ちのアイテム等でなんとかなるのですが、あまりヒントもありませんので。

ダンジョンを攻略するたびにストーリーを聞かされる形で進みますので、正直、お話を追っていく楽しみはありません。ストーリーはあってないようなものです。
好意的に受け取ると、あーしろ・こーしろと言われないので、自分で発見していく楽しみがあり、箱庭世界に浸ることが出来ます。

思うに、アクションRPGとしてほぼ完成形にあるのではないでしょうか。完成形であるだけに、後発の作品に驚きを感じることが難しくなった事も確かです。
行動することによって、「世界が狭くなる」ことを確実に実感でき、解法を発見する喜びに満ちた、ゲームの持つ魅力を存分に感じさせてくれる作品です。

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