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ロールプレイング 1993年12月10日発売 スクウェア
「ここに来て、テンプテーションかよ!確か見切ったはずだけど…。出直すか。」
「ソウルスティールか…。なんかそんな予感はしてたけど…。出直すか。」
「………。いくら七英雄とはいえ、七回攻撃はないんじゃないの??」
初回プレイで詰んだのは、私だけではないはず。
友人からリヴァイヴァを使えば勝てると聞いて、「火の術法なんて全然使ってないよ…。エリクサーが便利とか言っても、合成術なんて一つもないし…。」と思いながら、初めからやり直してクリアしたのも、今となっては良い思い出です。
途中のボスも強いし、とにかく一筋縄ではいかない作品です。
ただ、その分、ラスボス戦のドキドキ感、クリアした時の達成感もひとしおでした。
フリーシナリオのRPG第2弾ですが、今回はある程度イベントを進めると代替わりして、能力を引き継がせながら進めます。
愛着のあるキャラが変わってしまう寂しさもありますが、それ以上に楽しさがあります。
キャラごとに得手不得手がありますので、それに応じて新たな発見をしたり、前回負けた敵に次世代で挑む「敵討ち」は、いやがうえにも盛り上がります。
また、戦闘中に技を閃くシステムもこの作品からです。
閃いた技は、次世代では誰でも使うことが出来て、開発した装備も次世代では店で売られています。世襲と戦闘のシステムがピッタリとマッチしています。
思うに、システム的にはほぼ完璧と言えるのではないでしょうか。
難しいゲームではありますが、計画立てて進めれば、かなりスムーズにも進みます。
このあたりのさじ加減も絶妙です。
前作との比較では、前回はキャラごとのイベントが豊富で、1度のクリアで全てのイベントをこなすのは不可能でした。ですが、今回は1度に全てこなすことも出来ます。
自由度は薄まりましたが、根幹となるストーリーを理解し易くなっています。
この辺の良し悪しは人それぞれでしょう。
前作は未完成な作品でしたが、今作は非常に洗練された作品と言えます。
当時は自力か知人との情報交換程度しか出来ませんでしたが、今ならネットで調べることも可能です。
詰んだ方も、是非とも再チャレンジして頂きたいです。
ただ、未プレイの方には、予備知識ゼロで遊んで頂きたいですね。その方がきっと、思い出深い作品になるはずです。
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